2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25862129
|
Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
原 明子 大阪医科大学, 看護学部, 助教 (70585489)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 採血 / 静脈 / 穿刺 / 角度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度収集していたデータについて、血管の深さによる静脈穿刺角度の検討を行った。 対象は健常人で、同意が得られた男性6名、女性59名の65名であった。 結果は、注射針10mm挿入するケースでは、穿刺角度は最も距離の短かった2.0mmの場合、穿刺角度は11.2度、最も距離の長かった5.9mmの場合、穿刺角度は36.2度であった。以上の結果より、テキストに記載されている角度範囲の穿刺角度がほぼ根拠づけられた。しかし、採血時の穿刺角度は、穿刺する針の長さや血管の深さに影響する。初学者への教育にあたり、一般的な角度のみならず血管の深さを考慮した穿刺角度についても指導する必要があることが示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
模擬血管作成にあたり、業者との連絡および調整に時間を要し、研究の遂行にわずかに支障をきたしている。 しかし、現在作成中であり、近日納品予定となっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
模擬血管を使用して評価および検討を行う。さらに、教育効果の検討を行う。
|
Causes of Carryover |
平成26年度に発注予定であった物品(模擬血管)の請求および納品が平成27年度に決定しているため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品(模擬血管)代および学会参加費や論文投稿費用のため
|