2013 Fiscal Year Research-status Report
治療期にある若年性乳がん患者の社会復帰支援モデルの開発
Project/Area Number |
25862164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Gunma Paz University |
Principal Investigator |
萩原 英子 群馬パース大学, 保健科学部, 講師 (40438776)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 若年性乳がん / 社会復帰 / 支援モデル / 看護学 |
Research Abstract |
本研究は、治療期にある若年性乳がん患者が治療を継続しながら社会復帰に向かう体験を明らかにし、若年性乳がん患者の社会復帰支援モデルを構築することを目的としている。今年度の目標は以下の2点とした。 1.若年性乳がん患者の看護に関する研究の動向と課題の分析 国内における研究の多くは会議録及び総説であった。国外の研究論文については、CINAHL及びMEDLINEを用いて、「breast cancer」「young women」「nursing」をキーワードに検索を行った。学術論文の形式が整っている論文であること、若年性乳がん患者の看護に関する論文であることを確認し、対象文献を抽出した結果、12件の論文が分析対象となった。これらの論文の中心的テーマは、性・生殖に関する研究、思考や生活の変化に関する研究、患者・家族の役割に関する研究、リハビリテーションの必要性に関する研究に分類された。若年性乳がん患者を対象にした研究は少なく、その多くは若年性乳がん患者に発生している問題の現象や実態を明らかにしようとするものであった。若年性乳がん患者に関する多側面の現象を明らかにし、その看護支援について検討することの必要性が示唆された。 2.治療を継続しながら社会復帰を目指す若年性乳がん患者の体験に関する調査 治療を継続しながら社会復帰を目指す若年性乳がん患者がこの過程の中でいかなる体験をしているのかを明確にし、その看護支援方法を検討するために、現在、インタビュー調査の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査に先駆け、若年性乳がん患者に対する看護支援の方向性とインタビューガイド作成の参考とするために国内外の研究論文について文献検討を行い、現在論文化を進めている。また、若年性乳がん患者に対するインタビュー調査を実施するために現在準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度はインタビュー調査にまで至らなかったために旅費、インタビューデータ反訳費等の経費が次年度へ持ち越しとなった。次年度は準備を進めているインタビュー調査について、対象者を確実に確保できるようリクルート方法を十分に検討し、倫理審査委員会での承認後、優先的に実施していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度は予定していた学会に都合により参加できなかったこと、文献検討において国外論文の入手に時間を要したこと、また、インタビュー調査までに至らなかったことにより、旅費、論文投稿費、謝金、インタビューデータ反訳費等の経費が次年度へ持ち越しとなった。 調査を開始した際には、調査のための旅費、インタビューデータ反訳費、謝金等に活用する予定である。また、本研究のテーマに関連する国内外の学会への参加により、若年性乳がん患者の看護に関する最新の知見を収集する予定である。
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