2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25870157
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西條 栄子 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 技術専門職員 (60376647)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | がん / 転移 / 肝臓 |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸がん血行性転移を模倣する系として、Colon26ならびにB16F10モデルを新たに試した。C57B6/j系統のがん細胞であるB16F10モデルで、血行性転移の条件検討を行った結果、肝臓に10個程度の結節を形成する条件を見つけることができた。現在、この系を用いて肝臓免疫細胞の挙動を検討しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定していた大腸がん細胞株CMT93細胞は、既報通りには転移が起こらなかった。そのため、代替の細胞株を探索するなどし、血行性転移を模倣する系の導入に時間がかかってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
B16F10細胞株は、大腸がんではなく黒色腫由来だが、肝臓への血行性転移の系にも使用可能であった。この細胞株を用いて、肝臓側での免疫細胞の挙動を検討していく。
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Causes of Carryover |
がんの肝臓転移系の確立が既報通りにいかず、時間がかかってしまったため。系の確立までは行うことができた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度に確立した系を用いて、転移における肝臓の免疫細胞の挙動を検討する。27年度中に終了する見込みである。
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