2015 Fiscal Year Research-status Report
地域に根差したがん患者の精神的サポートシステムの開発
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25870619
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
羽多野 裕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (30516034)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 患者会 / がんサロン / がんサバイバー |
Outline of Annual Research Achievements |
京都府下の8つのがん診療連携拠点病院に通院中のがん患者に対し患者会の認知度と利用実態についてのアンケート調査を行った。 回収作業および解析作業は終了し現在英文学術誌に投稿中である。8つの参加施設に計569個のアンケートを配布し275人の患者より回答を得た。275人中、135人が患者会について知っていたが、参加経験者は23人であった。患者会について知っていると回答した患者は、知らない患者に比べて若年、女性、乳がん比率が高いという特徴があった。多くの患者は病院の掲示物がきっかけで患者会を知ることとなった。患者会参加者の多くは病気や治療についての情報を得るため(91%)、および他の患者の経験談を聞くため(73%)に参加していた。患者会に参加しない理由として、特になし(38%)、家族や友人が支えてくれているから(27%)などがみられた。
なお中間報告として2015年6月に学会発表を行った。 (Annual meeting of MASCC in Copenhagen, Denmark)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度のアンケート調査の遅れを取り戻すことができず、介入研究についての調整に時間がかかっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
介入研究のプロトコール作成および実施を推進していく。
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Causes of Carryover |
研究計画の遅れから介入計画に関しての人的、物的費用を計画通りに使用できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
アンケートの回収・解析は終了したため介入研究を進めていく。
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