2014 Fiscal Year Research-status Report
急性肺傷害が及ぼすマクロファージ内microRNA発現変化と遺伝子治療への展開
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25870620
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
竹下 淳 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (40433263)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 遺伝子治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度において、分化型THP-1細胞、ヒト及びマウスマクロファージをLPS注入後のmiRNAの経時的変化を観察するため、細胞培養実験を行った。その過程で、PCRアレイ法を用いて細胞死に関連するmiRNAの発現変化が起こっていることが分かった。 本年度は、より定量評価が可能な次世代シーケンサーを用いて、miRNAの網羅的発現解析を行った。パスウェイ解析、主成分分析等の多変量解析を用いることで、細胞死に関連する情報伝達経路にmiRNAの発現が、如何に関与しているか分かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
次世代シーケンサーを用いたmiRNAの網羅的発現解析実験の、手技の安定化、解析手法の選択に時間を要したたため、当初予定していた動物実験系は施行していない。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、前年度に得られたデータを元に論文化する予定である。
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Causes of Carryover |
論文作成の段階で、再実験、英文校正等が必要のため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
再実験の為の、実験消耗品代、英文校正代等に使用する予定である。
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