2015 Fiscal Year Research-status Report
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25870800
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
若野 友一郎 明治大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10376551)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 進化的分岐 / 進化ダイナミクス / 集団遺伝学 / 繁殖力関数 |
Outline of Annual Research Achievements |
生物多様性の進化的起源を探るモデルとして、島構造のもとで進化的分岐を起こすモデルを考え、モーメント展開を用いる解析とmeta-population fitness法を用いる解析の比較検討を行った。さらに、結果を、既存の研究のように適応度関数の微分係数で表現する代わりに、繁殖力関数の微分係数で表現することで、従来明らかでなかった様々な結果をえた。特に、ペアワイズゲームと進化的分岐との一般的関係性が明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
従来の進化的分岐についての結果を、繁殖力関数で再評価することで、新たな知見が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
論文の執筆・発表を急ぐとともに、学会等で発表していく。 また、2山分布の崩壊までの待ち時間の近似的導出方法を、引き続き検討する。
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Causes of Carryover |
所属機関の共同利用計算機の使用権利が予定以上に使えるようになったため、予算に余裕が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年度にフランスおよびメキシコで開かれれる国際会議にて成果発表を行うほか、2015年度の成果を2016年度に論文として投稿するための費用に当てる。
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Research Products
(4 results)