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2014 Fiscal Year Research-status Report

脳脊髄液を介した中枢神経系の体系的な神経再生メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 25870950
Research InstitutionAino University

Principal Investigator

本間 玲実  藍野大学, 再生医療研究所, 研究員 (30631220)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords外傷外科学 / 神経再生 / 神経可塑性 / 脈絡叢 / 脊髄損傷 / 骨髄間質細胞
Outline of Annual Research Achievements

前年度に確立した、トランズウェルを用いた骨髄間質細胞と脈絡叢上皮細胞の非接触的な共培養系を用いて、骨髄間質細胞存在下で発現が誘導される脈絡叢上皮細胞由来の神経修復に有効な因子を検索した。脊髄損傷時の炎症モデルとしては、LPSを添加した系を用いた。
(1) 前年度の研究によって明らかになった、骨髄間質細胞と共培養したときに遺伝子レベルでの発現が増加する神経栄養因子について、ELISA法によってタンパク質レベルでの発現を解析した。その結果、タンパク質レベルでも発現が増加している因子の一つがNGFであることがわかった。
(2) 前年度に解析していなかったいくつかの神経栄養因子について、RT-PCR法によって同様に骨髄間質細胞の共培養による発現の変動を解析した。その結果、LPS刺激による炎症モデルにおいて、骨髄間質細胞共培養時に発現が増加する因子の他に、減少する因子があることもわかってきた。これらの因子について、神経修復との関連を現在検討中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

LPSを培地に添加することで、培養系での炎症モデルを確立できた。そのことにより、炎症時に骨髄間質細胞が存在することで発現が誘導される脈絡叢上皮細胞の因子を検索することができた。また、ELISA法に適した抗体が入手できたので、タンパク質レベルでの発現の変動もみることができた。

Strategy for Future Research Activity

(1) DNAマイクロアレイの結果から、神経栄養因子以外の分子で発現に変動のあったものの中で、神経修復と直接もしくは間接的に関連のありそうな候補を検索する。

(2) 培養系で発現が変動した因子が、in vivoでも変動しているのかを、骨髄間質細胞を移植したときの脈絡叢組織の解析により明らかにする。

Causes of Carryover

実験条件の検討などで本実験の回数が予定より少なかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度は最終年度でもあり、精力的に本実験を行い所期の目的を達成する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 骨髄間質細胞により発現が誘導される脈絡叢上皮細胞由来の神経再生因子の同定2014

    • Author(s)
      兼清健志
    • Organizer
      第87回日本生化学会大会
    • Place of Presentation
      京都
    • Year and Date
      2014-10-15 – 2014-10-18
  • [Presentation] A Search for Nerve Regeneration Factors from Choroid Plexus Epithelial Cells2014

    • Author(s)
      兼清健志
    • Organizer
      第37回日本神経科学大会
    • Place of Presentation
      横浜
    • Year and Date
      2014-09-01 – 2014-09-13

URL: 

Published: 2016-06-01  

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