2013 Fiscal Year Research-status Report
「知」が埋め込まれた生活空間を創る「教育エージェント」協働モデルの国際比較研究
Project/Area Number |
25871021
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Research Institution | 新渡戸文化短期大学 |
Principal Investigator |
尾崎 博美 新渡戸文化短期大学, 生活学科, 准教授 (10528590)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 学校-家庭-地域の連携 / 教育エージェント / 創造性 / 地域の教育リソース / 学童保育 |
Research Abstract |
2013年度は科研の初年度であり、先行研究の収集、集約、分析及びフィールド調査を行った。 国内のフィールド調査としては新渡戸文化短期大学のアフタースクールに関する調査計画・実施を継続するとともに、8月には仙台市、盛岡市の両県でフィールド調査を実施し、地域における教育リソースとしての美術館・博物館に対する分析を行った。更に、同8月には新潟県越後妻有地区における地域ぐるみのアート「大地の里芸術祭」に関するフィールド調査を実施した。また、9月には山梨学院大学付属小学校を訪問し、カリキュラム研究大会に参加し、調査を実施した。 国外のフィールド調査としては、11月にイタリア、ボローニャ市を訪問し、ボローニャ市内における子ども図書館、子ども映画博物館などにおいてインタビュー調査を実施した。 以上のフィールド調査を踏まえ、先行研究の分析を行い、その成果の一部を2014年3月の日本教師学会で発表した。また調査結果を踏まえた報告及び論文を新渡戸文化短期大学学術雑誌等で発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
初年度は先行研究調査を中心とし、理論的枠組みの構築を中心に計画を進めており、この点は学会発表や論文として発表を行い、十分に進行・達成することができた。 さらに、当初の予定以上に早く国外調査を実施することができ、イタリアにおける調査では当初の予定以上の多くの教育リソースの調査を行うことができた。その結果として、理論構築をより社会や教育の現状に適合させるための知見を得ることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
2014年度は科研の2年目に当たり、国内・国外におけるフィールド調査が中心となる。 昨年度の調査結果を踏まえ、継続的に調査、インタビューを実施する。さらに、調査結果を分析し、先行研究のなかで位置づけることを通して、新たな学術的知見を学会等で発表していく。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究費を効率的に使用したため残額が発生したため。 次年度の物品費購入にあてる予定である。
|