2014 Fiscal Year Annual Research Report
拡張光線情報を用いた3次元ディスプレイの体系的記述とホログラフィ計算手法
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25880019
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
小池 崇文 法政大学, 情報科学部, 教授 (30530399)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 光線情報処理 / ホログラフィ / ライトフィールド / 3次元ディスプレイ / 質感再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
ライトフィールド (光線情報,以下LF) は,光の出射位置と方向を4次元の情報空間で表したもので,本年度は,まず,実写LFの撮影環境の構築を行った.撮影するカメラは,一般にライトフィールドカメラ (以下,LFカメラ) と呼ばれ,通常のカメラレンズとCMOSなどの撮像センサの間にマイクロレンズアレイを挿入したカメラである.静止画の撮影にはLytro社のLFカメラを用い,動画の撮影にはPC制御可能な動画撮影カメラにレンズアレイを挿入したLFカメラを用いる環境を構築した. また,LFを表示する,ライトフィールドディスプレイの構築も行った.こちらは,広義の3次元ディスプレイ全般にあたり,シャッターメガネとプロジェクタの組合せのメガネ方式3次元ディスプレイ,4K液晶ディスプレイの上に斜めレンチキュラを挿入した裸眼方式3次元ディスプレイ,4K2K解像度の超小型反射型液晶パネルとカラーフィルター付き透過型液晶パネルを組み合わせたフルカラーホログラフィ方式3次元ディスプレイの3つのライトフィールドディスプレイの動作環境を構築した. 撮影した実写LFからホログラフィデータを実際に生成し,アルゴリズムの妥当性やロバスト性などの確認を行った.また,メガネ方式3次元ディスプレイに加え,裸眼方式3次元ディスプレイも用いて,3次元映像の見え方の確認と検証を実施した.裸眼方式3次元ディスプレイでは,メガネ方式3次元ディスプレイに比べて解像度は落ちるが,運動視差が再現されるため,両方の3次元ディスプレイを用いた方が,より正確な3次元映像評価が可能となった.さらに,ホログラフィ方式3次元ディスプレイ用のホログラフィデータを生成し,実際にホログラフィ方式3次元ディスプレイで表示させることで,アルゴリズムの正しさの最終検証を行った.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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