• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

日本人一般集団における心拍変動スペクトル指標と無症候性脳血管障害との関連の探求

Research Project

Project/Area Number 25893097
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

久松 隆史  滋賀医科大学, アジア疫学研究センター, 特任助教 (60710449)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2015-03-31
Keywords疫学 / 心拍変動 / 無症候性脳血管障害 / 24時間心電図
Research Abstract

草津市一般男性住民から無作為抽出した集団を対象とした潜在性動脈硬化指標に関する調査の頭部MRI検査の対象者のうち、平成25年第3・四半期以降の対象者について24時間心電図測定を実施した。
第3・四半期に、24時間心電図測定について、調査機器の準備、検査担当非常勤職員等の配置・調整を行い、標準化された調査手順書の作成し、テストランを実施してプロトコールを確定させた。本研究に関する対象者への同意書を作成した。また、本研究に関する本学倫理委員会の承認も得た。
第4・四半期(平成26年2月)から調査を実施した。研究では草津市一般住民から無作為に抽出された潜在性動脈硬化研究の調査協力者に対する頭部MRI検査リクルート時に本調査の説明を行い、調査協力を依頼した。本研究への同意が得られた対象者に対して頭部MRI検査調査時または調査の後日に24時間心電図計を装着し、操作方法の説明を行い、自宅で検査を実施した。今年度末までに約50名の調査が終了している。
第4・四半期に、調査結果について、予備解析を行った。24時間心電図からスペクトル解析を用いて、心拍変動(HRV)指標、つまり時間領域解析指標のSDNN(洞調律心拍[N]における24時間の平均NN間隔の標準偏差)、および周波数領域解析指標の低周波成分(LF)、高周波成分(HF)、LF/HFを定量化し算出した。また、解析結果について、先行研究との比較も行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

調査開始予定時期を第4・四半期(平成26年1月)としていたが、プロトコールの確定に時間を費やしてしまい、実際の開始時期が遅れてしまった(平成26年2月開始)ことが要因である。
また、24時間心電図測定では、本学にて装置装着後自宅などにて24時間にわたり検査を実施(心電図を記録)するため、入浴ができないなど、調査対象者に負担が生じる。この負担等により、調査協力率が予定人数を下回ったことも要因である。

Strategy for Future Research Activity

調査を引き続き実施する。草津市一般住民から無作為に抽出された潜在性動脈硬化研究の調査協力者に対する頭部MRI検査リクルート時に本調査の説明を行い、調査協力を依頼する。本研究への同意が得られた対象者に対して頭部MRI検査調査時または調査の後日に24時間心電図計を装着し、操作方法の説明を行い、自宅等で検査を実施する。年間約300人程度の調査を見込んでいる。
順次調査結果について解析を行う。HRV指標の分布、各HRV指標と頭部MRI検査から得られた無症候性脳血管障害との関連、そして各HRV指標と24時間心電図より得られた脳梗塞に関連する心房性不整脈(心房細動など)との関連について横断的に検討する。またこの結果は第4・四半期に行われる関連学会等で報告を行う。
本研究では新規の募集は行わずに、潜在性動脈硬化指標および危険因子の測定を実施している日本人一般住民の疫学研究の対象者に対して本追加調査のリクルートを行うことにより、リクルートコストの圧縮と高い調査応諾率が期待できる。目標人数を大幅に下回る場合は、草津市の新たな対象者のリクルートと必要な対応策について検討する。平成25年4月より疫学研究拠点としてアジア疫学研究センターの運営が開始され、追加調査の場所等の確保については可能である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi