2014 Fiscal Year Annual Research Report
術後の早期離床を実現する看護介入プログラム開発に向けた基礎的研究
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25893246
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
加藤木 真史 聖路加国際大学, 看護学部, 助教 (70521433)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Keywords | 離床 / 術後患者 / 看護技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究2「消化管術後の離床を実現する要素と離床の効果」を実施した。 本研究は、術後患者の離床を実現する要素と離床の効果について、患者および看護師がどのように認識しているかを明らかにすることを目的としたインタビュー調査である。対象者は、消化管術後の入院患者8名(2施設を対象)、消化器外科病棟に勤務する臨床経験年数5年目以上の看護師9名(3施設を対象)とし、術後の離床に必要な要素、離床の効果などについて、インタビューガイドに沿った半構成的面接を実施した。その結果、離床の実現には(1)バイタルサインが安定していること、(2)疼痛・悪心・眩暈などの身体症状が緩和されていること、(3)寝衣やルート類が動きやすい状態に整っていること、(4)患者自身が起きる必要性を理解していること、(5)食事・排泄・検査など離床につながるきっかけがあること、(6)患者に離床の具体的な目標があることの6要素が必要であった。離床が患者にもたらす効果について、看護師は術後合併症予防、早期退院などの成果を認識し、患者は食事がとれる、しっかり歩けるようになる、動けたことで回復を実感する等、生活行動の再開や回復感を成果として実感していた。以上の結果から、離床援助プログラム開発に向けて、術後の離床を実現する要素と離床がもたらす効果をモデル化した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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