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2014 Fiscal Year Annual Research Report

マウス骨髄脂肪の加齢におけるスフィンゴ脂質変化の解析とその造血幹細胞に与える影響

Research Project

Project/Area Number 25893269
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

小木曽 英夫  金沢医科大学, 医学部, 特定講師 (30466734)

Project Period (FY) 2013-08-30 – 2015-03-31
Keywords細胞膜 / マイクロドメイン / リピドミクス / 骨髄間質細胞 / 線維芽細胞 / スフィンゴ脂質 / グリセロリン脂質 / ジアシルグリセロール
Outline of Annual Research Achievements

1.細胞膜および細胞膜マイクロドメイン脂質解析のための方法確立
細胞膜のプロテオーム解析に用いられている、カチオニックコロイダルシリカビーズ(CS)法による細胞膜分離技術を細胞膜リピドミクスに応用するために、CS法を改変した。これによりマイクロドメイン脂質を構成する脂質群を分子レベルで解析することが可能となった。
2.刺激による細胞膜マイクロドメイン脂質の変化の解析
上述の方法を用いてマウス線維芽細胞について細胞膜脂質の解析を行った。はじめに、スフィンゴミエリン(SM)が細胞膜マイクロドメインの主要な構成脂質であることから、SM欠損株では、マイクロドメイン脂質にどのような影響があるか調べた。その結果、マイクロドメイン領域の大きさは変化せず、スフィンゴ糖脂質レベルが上昇してSMが減少した分を補っていることが判明した。次に、細胞に対して細胞死を誘導するセラミド(C2-Cer)刺激や成長因子群を含む血清刺激の際に、細胞膜マイクロドメイン脂質にどのような変化があるかを解析した。その結果、C2-Cer刺激後に細胞膜のセラミドが上昇するととともに、ジアシルグリセロール(DAG)とホスファチジン酸(PA)がともに上昇することが判明した。また血清刺激では、刺激後2分以内に細胞膜PAの一過性の上昇が見られた。一方DAGは分子種によってそのレスポンスに違いが見られた。
3.骨髄間質細胞(MC3T3-G2/PA6)の細胞膜脂質の解析
PA6が脂肪細胞に分化する過程において細胞膜脂質の組成変化を解析したところ,分化の進行に伴い細胞膜セラミドレベルが上がることが判明した。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] スフィンゴミエリン合成酵素欠損MEFにおける細胞膜マイクロドメイン脂質の定量的解析2014

    • Author(s)
      小木曽英夫
    • Organizer
      第37回日本分子生物学会年会
    • Place of Presentation
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • Year and Date
      2014-11-25
  • [Presentation] スフィンゴ脂質を中心とした膜脂質のLC-MSによる定量的解析2014

    • Author(s)
      小木曽英夫
    • Organizer
      第9回スフィンゴテラピー研究会
    • Place of Presentation
      河鹿荘ロイヤルホテル(石川県加賀市)
    • Year and Date
      2014-07-18

URL: 

Published: 2016-06-01  

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