2018 Fiscal Year Annual Research Report
Risk and Well-Being Under Changing Global Society:
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26220502
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
澤田 康幸 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (40322078)
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Project Period (FY) |
2014-05-30 – 2019-03-31
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Keywords | 経済発展論 / 人口オーナス / 人口ボーナス / 高齢化 / 災害 / 貧困問題 / ミクロ計量経済学 |
Outline of Annual Research Achievements |
第一の研究である「高齢化リスク研究」については、日本の「くらしと健康の調査(JSTAR)」のデータ分析と中国・韓国における主観的幸福度の比較研究を行い、さらにクロスカントリーのマクロデータを用いた国際比較を通じて高齢化と技術の関係について議論した。成果の一部は2019年1月に開催されたG20準備会合のシンポジウムにおいて報告した(https://www.g20fukuoka2019.mof.go.jp/en/meetings/20190117.html)。 第二の研究においては、日本とフィリピンにおける被災者を対象としたフィールド実験の2回目を2017年度から2018年度にかけて実施し、1回目の実験データと接合した実験パネルデータを構築、解析した。得られた成果の一部をAmerican Economic Associationの2019年年次大会において“Motivations for Prosocial Behavior: Evidence from Disaster Survivors in the Philippines”を報告した。第三の研究では、フィリピン・リサール州の貧困者再定住地におけるライフスキル構築のためのフィールド介入実験を継続するとともにデータ解析をすすめた。また、ラグナ州における長期貧困ダイナミクスの研究を実施した。インドにおけるITベンチャー企業・伝統零細における企業家精神・リーダーシップに関するフィールド実験のデータ分析を継続し論文執筆を行った。韓国における孤児院とボランティア活動における向社会的行動の研究については、構造推定モデルを用いることで論文“Enhancing Prosocial Attitudes: Evidence from the Scholarship Program Reform by Korea University”を仕上げた
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)