2014 Fiscal Year Annual Research Report
大規模会話コーパスに基づくラーニングマイニングの深化とテーラーメイド日本語教育
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26240051
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
芝野 耕司 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (50216024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 知子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (20229040)
大津 友美 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (20437073)
佐野 洋 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (30282776)
藤森 弘子 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 教授 (50282778)
望月 源 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70313707)
鈴木 美加 東京外国語大学, 留学生日本語教育センター, 准教授 (90226556)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | eラーニング / 日本語教育 / コーパス言語学 |
Outline of Annual Research Achievements |
独自開発の大規模日本語eラーニングシステムJPLANGに関して,JPLANGの開発プラットフォームであるRuby on Railsが最新版より古くなったことから,前提とするOS環境,特にBashのセキュリティ問題が発生した。また,Flashを利用した音声再生システムもスマートホーン及びタブレット環境でのFlashサポートが無くなったため,対応が必要となった。 これらのことから,まず,(1)Ruby on Railsを従来のRUby1.8,RailsからRuby2.0,Rails4.0へアップデートし,OS環境のセキュリティ対応も行った。(2)コンテンツ部分については,従来のFlashを用いた音声再生をHTML5.0へと変更することによって,スマホ・タブレットへの対応を行った。また,スマホ・タブレット対応に関連して,Apple,Googleが提唱するUIデザインであるFlat/Materialデザインに変更した。 字幕コーパスについては,現時点で4億語,6万時間,10万番組まで拡張するとともに,映像に関してもMP4に変換し,用例検索システムの構築を行うとともに,いくつかの国際学会で査読付き論文発表を行った。また,Formulaic Sequence取り出しのため,Map/Reduce処理の基本システムを構築した。 また,コンテンツの整合性のチェックを行い,コンテンツの修正を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
JPLANGシステムの保守及び拡張を行うことによって,最新のIT環境への対応を行った。また,大規模日本語コーパスについては,地上デジタル放送の字幕から自動でコーパスを構築するためのシステムを構築するとともに,用例検索システムの構築を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
JPLANGシステムに関しては,新システムは年度末の段階でデバッグ段階に有り,年度末時点ではセキュリティ上の問題が生じる可能性があるサブシステムに関しては,一部サービスを停止している。これについては,2015年度の正規授業で必要となる6月には,全システムを入れ替えることとしている。 また,JPLANGで独自に取得していたログ関連システムをGoogle Analyticsに移行する作業を行っており,このGoogle Analyticsへの対応によって,最先端のAnaliticsの導入によって,Learning Analiticsの研究を推進することが可能となる。
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Research Products
(6 results)