2014 Fiscal Year Annual Research Report
海外専門家団体との共同開発・共同実施によるグローバルなFDプログラムの開発と実践
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26245081
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川島 啓二 九州大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50224770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土持 ゲーリー・法一 帝京大学, 付置研究所, 教授 (00422064)
沖 裕貴 立命館大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50290226)
加藤 かおり 新潟大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (80323997)
佐藤 浩章 大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10346695)
渡邊 あや 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (60449105)
勝野 喜以子 (松本喜以子) 成蹊大学, その他部局等, 准教授 (90316935)
中島 夏子 東北工業大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50625663)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 大学教員能力開発 / FD |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては、海外のFD(Faculty Development)専門家団体との共同作業によって、グローバルな通用性を備えた体系的なFDプログラムを構築すること、及び、それを我が国の文脈において実践的に検証して我が国高等教育の質向上に貢献する。この目的の達成は、各学問分野における、大学教員の専門性担保に係る分析等を通して、高等教育質保証の重要な要素である「大学教員の職能」のグローバル質保証のための、方法的枠組(体系的な参照枠組みやモデル研修プログラム)を形成するというアプローチによって試みる。そのことによって、欧米に比して遅れているとされる、我が国FDの水準を高めるという、より高次の課題に繋ぐことをめざす。わけても、教育面の能力については教育振興基本計画(2013年6月、閣議決定)に盛り込まれた「大学教員の教育能力の整理・検討」を具体的に進める上で、基盤的かつ極めて有用な知見を提供できると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
問題認識と研究の枠組みについては、メンバー間で共有ができている。各グループでの作業は順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
ICED:International Cooperation for Educational Development との連携を強化する。 大学教育改革のフェイズが急変し、狭義でのFDのプレゼンスが相対的になってきていることを踏まえ、広義での大学教育開発への視点を加え、その関係のアクターとの連携の可能性を探る。
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