2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development and practice of FD program through the co-operational work and practice with foreign FD professional organizations
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26245081
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
川島 啓二 京都産業大学, 共通教育推進機構, 教授 (50224770)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 浩章 大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (10346695)
佐藤 万知 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (10534901)
沖 裕貴 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (50290226)
加藤 かおり 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (80323997)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 教職員能力開発 / 大学教員 / FDプログラム / プログラム認証 / アカデミックシチズン / 専門性開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
2013年の第二期教育振興基本計画において「大学教員の教育能力の整理・検討」が謳われたが、具体的な方向性が示されるには至ってはおらず、残された課題となっている。本研究では、FDプログラムの国際的な共有枠組みを構築するため。①FDプログラム認証の試行、②大学教員の在り方に関わるアカデミックシチズン、③未来社会の大学教員の資質・能力、において研究を進めた。 FDプログラム認証については、「教師」としての大学教員の、継続的な専門職能開発を成熟させる高等教育レベルの「教育プログラム」として、その学術性や正当性を明示する仕組としての「FDプログラム認証」に着目した。試行モデルの開発においては、「認証手続きおよびそのメンタリングのプロセス自体が、各大学の置かれた背景やFDの目的・方法等の自覚化、実質化につながる可能性が垣間見られた」など、実質的な意義のある実行可能性も明らかになった。 アカデミックシチズンは、FDプログラムやそれを担うFDerの在り方についての理念的基盤の共有である。海外FD専門職団体が持つValuesやEthical Guidelinesを手掛かりとして,担当者として共有すべき価値観や倫理観やその決定プロセスを探った。抽出した共通項を用いて,日本版FD担当者向け倫理綱領のベータ版の作成などを行い、社会的に実践化するための枠組みを構築しつつある。 未来の大学教員に求められる能力の育成については、国際的FD団体であるICEDへの参加や海外諸大学の実情調査、さらには先進的イノベーターからのヒアリング等を通して、FDの内容や方法の多様化や、多様な専門領域の大学教員や民間・NPOなどからのFD担当者への参入という知見を得た。 上記の成果から、国際的な枠組みの共有をさらに図られよう。当初購入予定の書籍等については、WEBによる情報取得により不要となったため、未使用金が生じた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
(1)の主な内容はJames Wisdom 氏講演The Professionalization of University Teaching
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Research Products
(8 results)