2016 Fiscal Year Annual Research Report
Measurements of meson mass modification in nuclei due to the partial restoration of chiral symmetry
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26247048
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
四日市 悟 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器研究センター, 専任研究員 (20360670)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 実験核物理 / 放射線X線粒子線 / GEM / チェレンコフ検出器 / 飛跡検出器 / 電子検出器 / カイラル対称性 / 量子色力学 |
Outline of Annual Research Achievements |
J-PARC高運動量ビームラインにおける2019年前半のビーム利用開始(KEKによる予定)をめざして、中間子質量変化測定のための電子陽電子対精密測定用スペクトロメータ建設を進めている。本年度も検出器および読出回路の製作およびそのテストを遂行した。第一段建設予定である検出器8モジュールに対し、GEMトラッカー(GTR)6モジュール分、ハドロンブラインド検出器(HBD)2モジュール分、鉛ガラスカロリメータ(LG)8モジュール分の部品調達は昨年度までに終了している。 本年度の主な進捗は以下の通り。ハードウェアでは、GTR読出補助回路(リピータボード)の量産(8モジュール分終了)、LG読出回路(DRS4チップを使用したフラッシュADC)の量産(2モジュール分)、東北大学ELPHにおいて電子ビームを用いたLGの位置依存性テスト(前出フラッシュADCのテストを兼ねる)、GTR1モジュールの組立て作業と不具合修正。ソフトウェアでは、高バックグラウンドヒット環境における粒子飛跡トラッキングソフトウェアの開発およびそれを用いた収量評価を行い、また、その収量での中間子質量スペクトル変化検出の感度の評価を2つの質量変化モデルについて行った。 製作している検出器・読出回路の性能や、収量評価に基づく検出感度の評価、また実験計画そのものについて、1本のproceedingsの出版、 11件の口頭発表(国際7件 国内4件)を行なった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
国際共同研究はCERN RD51(GEMを含むマルチピクセルガス検出器とその読出回路)グループへの参加。
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Research Products
(13 results)