2016 Fiscal Year Annual Research Report
National scale analysis on population distribution and movement using mobile phone data
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26249074
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柴崎 亮介 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (70206126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬崎 薫 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (10216541)
関本 義秀 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (60356087)
渡辺 知保 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (70220902)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 携帯電話 / 位置情報解析 / 災害対応 / 人流 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、バングラデシュ全土のCDRデータを用いて、国土スケールでの人口分布の変化や移動等の動態情報を迅速に把握・解析する手法の開発を完了した。BUETとの協力によりデータ処理を行い、雨期・乾期の両方について人口分布や移動状況を比較し、交通インフラ調査、公衆衛生政策、災害対応策などの改善への適用を試みた。これは世界初の成果である。また、こうした一連の研究に着目した世界銀行や国連・電気通信連合等からデータの処理・解析システムの提供を打診されている。世界に成果を展開するために非常によい機会であるため、より一般的に利用することを考えて、CDRデータを用いた全人口統計データ開発システム内の各モデュールに用いられる解析手法の改良を行い、公開の準備を進めた。例えば、経路探索結果に対して拡大係数を付与するにあたり、各始点から想定される複数のODに対して、主要ODが占める割合を加味、より実態に近い経路選択を行うことができる手法を検討した。また、システムを構成する一連のアルゴリズムをより一般化した形態に整理した。具体的には、場所ラベルの推定や内挿について、利用可能なデータの種類や密度によって場合分けを行った。(CDRデータに通話履歴しか含まれない場合、それ以外にSMSやデータ通信のデータを含む場合、等)さらに、当該システムで作成されたデータの形式が、他の二次データと組み合わせて分析が可能となるような、相互運用性の高いアウトプットを取り出せるようなAPIの開発の検討を行った。なおこれらの成果は、世銀や国連等によりアフリカ諸国への展開が期待されているほか、スリランカでの実証実験等も現地研究機関の要請により、進められつつあり、非常に大きな世界的成果となりつつあると言える。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] CityCoupling: bridging intercity human mobility2016
Author(s)
Zipei Fan, Xuan Song, Ryosuke Shibasaki, Tao Li, and Hodaka Kaneda
Organizer
Proceedings of the 2016 ACM International Joint Conference on Pervasive and Ubiquitous Computing (UbiComp '16)
Place of Presentation
Heidelberg, Germany
Year and Date
2016-09-12 – 2016-09-16
Int'l Joint Research
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