2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26253019
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小松 雅明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90356254)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | タンパク質分解 / オートファジー / 転写因子 / 糖代謝 / 脂質代謝 / NRF2 / PPAR |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 肝細胞特異的なオートファジー必須遺伝子Atg7、選択的オートファジー基質p62ないしはNbr1、そして核内受容体コリプレッサーNCoR1欠損マウスを増産し、それらの多重欠損マウスを作成した。 2. 一部の多重遺伝子欠損マウスについては、網羅的な代謝物解析および遺伝子発現解析を開始した。 3. GFP-Nbr1ノックインマウスを作成し、Nbr1を過剰発現することなく内因性レベルのNbr1を可視化できる系を確立した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の主たる目的である「遺伝子改変マウスを用いた網羅的な遺伝子発現および代謝解析」については予定通り進んでいる。オートファジー選択的基質p62による転写因子Nrf2の活性化の分子メカニズム研究は順調に展開している一方、オートファジー選択的基質Nbr1による転写因子PPARαの不活性化の分子メカニズム解明についてはやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、遺伝子改変マウスの増産を行い、多重欠損マウスの網羅的な遺伝子発現、メタボローム解析を進める。オートファジー選択的基質Nbr1によるPPARαの不活性化の分子メカニズムを明らかにするため、Nbr1の相互作用分子の再検索を行うとともに、Nbr1のツール(アデノウイルス等)の開発を行う。また、GFP-Nbr1ノックインマウス細胞を用いNbr1の細胞内動態解析を行う。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Proteasome dysfunction activates autophagy and the Keap1-Nrf2 pathway.2014
Author(s)
Kageyama, S., Sou, YS., Uemura, T., Kametaka, S., Saito, T., Ishimura, R., Kouno, T., Bedford, L., Mayer, RJ., Lee, MS., Yamamoto, M., Waguri, S., Tanaka, K., *Komatsu, M.
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Journal Title
J. Biol. Chem.
Volume: 289
Pages: 24944-24955
DOI
Peer Reviewed
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