2017 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular Mechanism of Comprehensive Signal for Bone Formation
Project/Area Number |
26253085
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
野田 政樹 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 非常勤講師 (50231725)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江面 陽一 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (50333456)
早田 匡芳 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40420252)
伊豆 弥生 千葉科学大学, 危機管理学部, 講師 (90431949)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨量 / メカニカルストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
運動器疾患は社会の超高齢化と共に急増しており、特に骨粗鬆症の患者は約1,000万人と推定される。これらの患者に加え循環器疾患、神経疾患、悪性腫瘍による“寝たきり”の患者は、廃用性骨萎縮を生ずることにより骨粗鬆症は、骨吸収亢進に加え骨形成の抑制を伴い、更に重症化する。骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折は生命予後を不良とする重要な病態である。この様な、大腿骨近位部骨折並びにこれを起こす骨量や骨形成の低下が関与する疾患の増加は著しい。従って特に重度の骨粗鬆症に対する「骨量増加」および重度の関節リウマチ並びに変形性関節症等の「関節再建」、ロコモティブシンドロームや増加するがんの骨転移、外傷性の広範囲骨欠損の治療の上で「骨の形成を基盤とする対処法」の確立は急務であるが、力学的刺激の減少による骨量低下を含む「骨形成低下の疾患病態における調節破綻に至る骨形成制御の分子機構」は尚十分には明らかでない。本研究により骨芽細胞の運動により骨量が制御される分子メカニズムとしてNckの役割が解明(PNAS 2015) され内軟骨性骨化のDullardによるTGFbetaシグナルの制御(JBMR2015)が明らかとなり破骨細胞ではTPCが骨量の制御に関わる(JBC2017)を示した。加えてGPCRを受容体とする骨形成分子のPTHのアドレナリン受容体の制御、ベータアゴニストによる骨芽細胞のALPならびに運動制御、膜電位による破骨細胞制御、細胞骨格分子発現のBMPによる制御、Lgr4の骨形成因子による制御、細胞の核と膜をシャトリングする分子による関節炎のコントロール、PTHのUPSを介する骨芽細胞増殖促進作用、VI型XII型のコラーゲンによる骨形成、IL1による骨芽細胞の石灰化制御、BBS3による骨形態の調節、老化に関わる酸化の骨芽細胞制御の分子機構等の成果により骨形成の分子機構を解明した。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)