2016 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness of nursing guidelines for childrearing support in older primiparas
Project/Area Number |
26253097
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (10230062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂上 明子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80266626)
青木 恭子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60714110)
小澤 治美 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40334180)
小坂 麻衣 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (40735429)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看護学 / 高年初産婦 / 産後 / 看護介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年3月に開発された「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドライン」の有効性を評価することを研究目的とした。調査期間は平成26年11月~平成28年10月までで、妊娠後期から産後2か月までの縦断研究であった。分娩施設4箇所で、高年初産婦、単胎、正期産の条件を満たす対照群を妊娠後期に募集した。調査期間の前半を対照群、1か月おいて介入群とした。看護介入を実施する研究協力施設の看護者に対して看護研修会を開催し、各施設で看護介入群に本ガイドラインに基づいた看護介入を実施できるようにした。対照群と同じ条件で看護介入群の候補者を抽出し、研究依頼を行った。このガイドラインの看護ケアの目標は、蓄積疲労の予防、母乳栄養の推進、身体不快症状の軽減、産後うつ病の予防、母親役割獲得の促進である。準実験デザインで産後1、2か月に、看護ケアの5つの目標の視点から本ガイドラインの有効性を検証した。 最終的な研究対象者は199名(対照群91名、介入群108名)であった。両群の背景等ベースラインデータに有意差はなかった。両群を統計学的に比較したところ、1.産後の蓄積疲労については両群に有意差がなく、介入の効果があるとはいえない、2. 母乳栄養率については、介入の効果あるとはいえない、3.産後うつ症状については産後1か月時の平均得点に有意差があり、介入の効果があった、4. 腰背部痛、肩こり、腱鞘炎については有意差がなく、介入の効果あるとはいえない、5. 母親役割の自信得点、母親であることの満足感についても有意差がなく介入の効果あるとはいえないという結果であった。以上のことから、本ガイドラインに基づいた看護介入プログラムは、産後1か月の産後のうつ症状予防に効果があることが明らかになった。なお、妊娠中から追跡調査を開始していたが、出産直後からの調査で途中辞退や無効回答が多くなったことが研究の限界である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
最先端・次世代研究開発研究プロジェクト「日本人に特化した子育て支援ガイドラインの開発」の研究成果に始まり、その継続課題である科学研究費補助金を受けた「高年初産婦に特化した子育て支援ガイドラインの評価研究」の研究成果も掲載予定です。
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Research Products
(2 results)