2016 Fiscal Year Annual Research Report
Smallholders and Plantation Companies of Oil Palm in Southeast Asia: The Changes of Their Behaviour Accompanying the Globalization and Those Influences
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26257005
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
林田 秀樹 同志社大学, 人文科学研究所, 准教授 (70268118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加納 啓良 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (00134635)
和田 喜彦 同志社大学, 経済学部, 教授 (10326514)
藤田 渡 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (10411844)
寺内 大左 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 研究員 (10728140)
永田 淳嗣 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30218002)
生方 史数 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (30447990)
岩佐 和幸 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 教授 (40314976)
新井 祥穂 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (40345062)
加藤 剛 東洋大学, アジア文化研究所, 客員研究員 (60127066)
鈴木 絢女 同志社大学, 法学部, 准教授 (60610227)
岡本 正明 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (90372549)
増田 和也 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (90573733)
北村 由美 京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アブラヤシ / パーム油 / 東南アジア / 農園企業 / 小農 / グローバル化 / 熱帯雨林 |
Outline of Annual Research Achievements |
各自、調査研究の進捗に応じて学会報告・論文の執筆投稿、並びにその準備に励んだ。(1) 藤田渡、寺内大左が本研究と関連するテーマの論文を発表したほか、藤田、寺内、加藤剛が著書(共著3冊)を刊行した。そのほか、林田秀樹、加藤、岡本正明、寺内、生方史数による関連テーマでの招待講演・学会報告が9件行われた(以上、林田以外はすべて研究分担者)。 (2) 2014年に締結された同志社大学東南アジアのプランテーション研究センター・京都大学東南アジア地域研究研究所・インドネシア国立タンジュンプラ大学社会政治科学部との間の学術交流協定に基づき、2016年9月にタンジュンプラ大学側にてアブラヤシ農園開発に関連するテーマでシンポジウムが開催され、林田、加藤、岡本が招待されて講演した。また、その講演をめぐって登壇者間、及びフロアとの間で活発に意見交換を行った。 (3) 以前から計画していた『東南アジア研究』(京都大学東南アジア地域研究研究所)誌上での特集を組む件については、林田、岡本、岩佐和幸、加納啓良、永田淳嗣・小泉佑介(共著、第2筆者は研究協力者)、藤田、河合真之、寺内が、それぞれ論考を投稿した。これについては、査読とそれに応じた改訂を経て2017年度中に公刊の予定である。 (4) 以上の活動を行うなかで、2016年11月20-21日の2日間、滋賀県において本研究の最終成果のとりまとめに関して議論するための合宿を実施した。これには、研究代表者のほかほぼすべての研究分担者、研究協力者が参加した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1) 本研究のメンバー各自がインドネシアを始めとした東南アジアのそれぞれの調査地に赴いて、調査活動を継続して行った。 (2) 本研究のメンバーが中心となって組織し活動の母体としているアブラヤシ研究会を4回開催し、林田と研究分担者の和田喜彦、鈴木絢女、新井祥穂、研究協力者の小泉佑介、ゲスト講師のErdi Abidin、内田道雄の計7名による研究報告を組織し、活発な意見・情報交換を行った。 (3) 2014年に締結された同志社大学東南アジアのプランテーション研究センター・京都大学東南アジア研究所・インドネシア・タンジュンプラ大学社会政治科学部との間の学術交流協定に関しては、林田が西カリマンタン州に渡航した際に、あるいはタンジュンプラ大 学側のゲストを国内に招聘した際に交流のあり方について議論してきており、実際の交流も順調に実施できている。このほか、研究分担者の永田淳嗣、新井祥穂、寺内大左、並びに研究協力者の小泉佑介らは、リアウ州で現地の大学や農園企業との間で共同の取組み を継続して実施している。分担者の岡本正明も、リアウ州でこれまで盛んにおこなわれてきた農園企業・小農によるアブラヤシ農園開発に関する調査に取組んでいる。このように、調査地のカウンターパートとの共同の取組みも順調である。 (4) 研究実績の概要欄にも記したが、合宿を実施して最終成果の取りまとめについて集中的に議論し、それを2巻の共同著作として刊行する計画を具体化している。それらの章構成についても具体化を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
(1) 本研究のメンバーによる、インドネシアを始めとした東南アジア諸国におけるフィールド調査並びに文献調査を引続き行い、各自が学会報告、もしくは論文の執筆・公刊に向け鋭意準備を進めていく。特に、『東南アジア研究』(京都大学東南アジア研究所)誌 での特集に投稿した論考を査読に応じて改訂するために、各自準備を進める。 (2) アブラヤシ研究会を継続して開催する。これにより、本研究メンバーだけでなく外部からも関連した研究を行っている研究者をゲスト講師として招聘して議論を重ね、研究成果や調査地の情報、意見を活発に交換していく。 (3) 同志社大学東南アジアのプランテーション研究センター・京都大学東南アジア研究所・インドネシア・タンジュンプラ大学社会政治科学部との間の学術交流協定に基づき、今後さらに三者間での共同調査、成果交流、及び現地への成果還元を活発に企画していく。具体的には、本研究のメンバーがタンジュンプラ大学で研究成果を報告して現地社会に還元するとともに、タンジュンプラ大学から講師を招聘し、これまでの研究成果について互いに報告し議論することで、東南アジア、特にインドネシア西カリマンタン州におけるアブラヤシ農園開発に関する知見を共有することを目指す。 また、永田らの研究チーム、岡本が組織している研究チームについても、インドネシア・リアウ州においてそれぞれ独自の調査活動を展開していく。 (4) 本研究の最終成果である2巻の共同著作の刊行に向けて、各章のドラフトができたものからアブラヤシ研究会の場を利用してメンバー間で検討を行っていく。また、研究成果の精緻化と理論化に向けて着実に議論を重ねていく。
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Research Products
(14 results)