2015 Fiscal Year Annual Research Report
デザイン保護の世界的な統一を目指してー創作実態と法的保護の調和ー
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26282006
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
麻生 典 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (20708416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渕川 和彦 山口大学, 経済学部, 准教授 (00711227)
石井 達郎 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (10363392)
秋田 直繁 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (10708415)
伊藤 浩史 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (20512627)
薮本 将典 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (20566880)
藤 紀里子 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (30315155)
Rademacher C 早稲田大学, 法学学術院, 准教授 (30609772)
知足 美加子 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 准教授 (40284583)
高 秀成 金沢大学, 法学系, 准教授 (50598711)
中野 万葉子 朝日大学, 法学部, 講師 (10761447)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | デザイン / 意匠 / 国際的調和 / 応用美術 / 著作物 / 知的財産 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、各研究者が各自の研究課題について研究を進めた。デザイン学チームは各デザイン分野におけるデザイン創作の実態と、創作過程における知的財産権の意識、デザイン完成後の知的財産権の利用の調査を行った。また、伝統的民族模様の調査のため、北海道にてアイヌ民族の民族模様の調査をインタビューも含めて行った。法学チームは各国のデザイン保護法制について調査し、研究協力者も含めてチーム会合として2回の研究会を開催し各研究者が報告を行った。実験チームは認知科学的類似を明らかにするための実験を継続して行い、データ収集を行った。また、カード配置法とMDSの相違について論文を投稿し、現在査読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記の研究実績の概要のように、各研究者がそれぞれの研究内容について調査・研究が進められており、デザイン保護法制の基礎的課題について、デザイン学、法学、認知科学の観点から分析ができたため、平成27年度に達成すべき課題はほぼなしえたものであり、それを踏まえると順調と評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、これまでの研究成果の取りまとめを行い、研究成果の発表に注力する。 特に、それぞれの研究者が各デザイン分野、各国のデザイン保護法制、認知科学的類似などについて研究を進めてきたことから、それぞれの研究成果を論文として執筆し、まとめて一冊の研究書として公刊する予定である。 また、7月にはデザイン学会の春季大会のオーガナイズドセッションで法学チームの本成果についての報告も予定されており、その成果も各人の論文に反映される予定である。
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Causes of Carryover |
平成27年度は実験チームのための英語論文校閲料・雑誌掲載料を計上していたが、査読が年度をまたいでしまったことから当該予算を使用しなかったため、繰越額が生じた。また、雇用していた事務補佐員の退職に伴う補充のための空白期間などのための人件費を使用しなかったため、繰越額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
査読中の論文の掲載が確定すれば英語論文校閲料・雑誌掲載料が必要となるため、そのまま使用する。 平成28年度も、各研究者の文献購入費、法学・実験チームの研究協力者の旅費、デザイン学会報告のための旅費、事務補佐員雇用などに研究経費があてられる。
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