2016 Fiscal Year Annual Research Report
A study for vegetable matelial for holding histrical buildings
Project/Area Number |
26282069
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山本 博一 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70174810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江面 嗣人 岡山理科大学, 工学部, 教授 (00461210)
斎藤 幸恵 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (30301120)
能城 修一 国立研究開発法人森林総合研究所, 木材特性研究領域, 樹種識別担当チーム長 (30343792)
後藤 治 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (50317343)
齋藤 馨 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (70215531)
坂野上 なお 京都大学, フィールド科学教育研究センター, 助教 (70273498)
田村 雅紀 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 准教授 (80315754)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 歴史的建造物 / 森林資源管理 / 天然ヒノキ林 / 樹種判定 / 山村コミュニティ / こけら葺き / かや葺き |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は文化的建造物の修理用資材の需要量を精度よく把握するため、解体修理現場より資料を収集した。木曽ヒノキ天然林において天然更新の環境因子の評価を行った。天然更新後およそ30年を経過した森林では、斜面傾斜は21°~35°、斜面方位は北向きの環境が天然更新の成績が良い結果が得られた。その理由としては、適度な乾燥状態と積雪による寒害防除が更新を促進させると考えられる。また、上層を形成する親木の密度との関係からは、種子供給量よりもその後の光環境の方が更新状況に強い影響を与えていることが明らかとなった。長野県において百年以上経過した味噌蔵の構成部材の使用部材を顕微鏡により木片の細胞構造を観察する手法により解析した。京都府において過去に檜皮採取を行った木材の市場における評価を、過去に檜皮採取を行わなかった木材と比較することによって実施した。海外における祝物性資材の賦存状況を把握するためにスリランカにおいて、ユーカリとチークの造林地の実測調査を行い樹幹形および樹高成長に関する資料を得た。こけら葺きの屋根用資材として資源の枯渇が懸念されているサワラを対象として、スギ間伐材との比較において代替材の劣化試験よび暴露実験を行い、その評価を行った。ヒノキ天然木、ケヤキ、アカマツなど高品位材の流通実態を把握するための調査を行った。歴史的建造物の維持のために健全な森林の維持と大径材を使用する社会システム構築が必要であることを伝えるためホームページの機能向上を図った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)