2018 Fiscal Year Annual Research Report
Ecohistory of Iraq reconstructed through the analysis of clay tablets
Project/Area Number |
26283012
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Research Institution | Osaka Gakuin University |
Principal Investigator |
渡辺 千香子 大阪学院大学, 国際学部, 准教授 (40290233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 彰洋 独立行政法人国立科学博物館, 植物研究部, 研究主幹 (40356267)
本郷 一美 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (20303919)
小口 千明 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20312803)
小口 高 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (80221852)
岡田 保良 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (90115808)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 粘土板 / 堆積土 / メソポタミア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の主な研究活動は、①大英博物館における調査、②論文投稿、③研究会、④ニュースレター編集、から成る。 ①大英博物館における調査では、粘土板に含まれる微化石が上流の岩石に由来する二次化石である可能性が高いと考え、大英博物館に収蔵される粘土板とティグリス川上流に由来する石膏岩の浮彫石板の表面調査を行った。(4月:辻・安間・申・渡辺・クイン)。ニネヴェの南西宮殿第33室から出土した浮彫石板表面に大型の微化石が多数含まれているのが確認され、同じ石板に超微化石も存在している可能性が高まった。より詳しい分析を行うためサンプル採取を申請した(共同研究機関:大英博物館・ロンドン大学UCL)。 ②粘土板文書や塑像など粘土を使って製作された古代メソポタミアの土製品について、文献学と考古学の立場から国際共同研究を行い、原材料の採取方法と加工プロセスについての考察を論文化し学術誌に投稿した(ブーラーレ・アルタウィール・渡辺)。土製品一般に使われた素材の粘土がどこに由来するかを、文献資料から体系的に検討した初めての研究であり、学習用粘土板の記録に古代メソポタミアで文字を学ぶ生徒が採土場(Clay pit)に出かけて粘土を採取する記録があることに光をあてたことは、粘土板製作プロセスを解明する点から大きな意義がある(共同研究機関:ヴュルツブルク大学・ロンドン大学UCL)。 ③2018年12月1日に大阪学院大学にて研究会を開催し、本研究課題の過去5年間の活動を振り返り、今後の課題を明らかにした(岡田・小口・辻・安間・申・渡辺)。 ④2017~18年度の研究活動内容についてまとめ、ニュースレター第9号を編集した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Transition to food production suspended - a remarkable development in the Eastern Upper Tigris Valley, South Anatolia2019
Author(s)
Hongo, H., Arai, S., Takahashi, R., Guendem, C. Y.
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Journal Title
Peters, J. et. al (eds) Animals: Cultural Identifiers in Ancient Societies?, University of Munich.
Volume: Special Issue
Pages: ー
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Book] Composite Artefacts in the Ancient Near East: Exhibiting an imaginative materiality, showing a genealogical nature, Archaeopress Ancient Near Eastern Archaeology 3.2018
Author(s)
Silvana Di Paolo (ed.), Alessandro Di Ludovico, Chikako E. Watanabe, Elisa Rossberger, Megan Cifarelli, Jean M. Evans, Frances Pinnock, Anna Paule
Total Pages
96
Publisher
Archaeopress, Oxford
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