2016 Fiscal Year Annual Research Report
Critical researches of principles,laws and literature in the world concerning the rights of patients and elaboration of guideline in Japan
Project/Area Number |
26284006
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
小出 泰士 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (30407225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 尚武 人間総合科学大学, 人間科学部, その他 (10011305)
浅見 昇吾 上智大学, 外国語学部, 教授 (10384158)
秋葉 悦子 富山大学, 経済学部, 教授 (20262488)
坪井 雅史 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (20386816)
松田 純 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (30125679)
藏田 伸雄 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50303714)
小林 真紀 愛知大学, 法学部, 教授 (60350930)
本田 まり (眞鍋まり) 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (60384161)
香川 知晶 山梨大学, 総合研究部, 教授 (70224342)
甲斐 克則 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80233641)
横野 恵 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (80339663)
児玉 聡 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80372366)
品川 哲彦 関西大学, 文学部, 教授 (90226134)
奥田 純一郎 上智大学, 法学部, 教授 (90349019)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生命倫理 / 医療倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年8月20日に2016年度第1回研究会を上智大学で開催した。3名の研究分担者・研究協力者と1名の外部講師が、ドイツにおける自殺幇助、脳死問題、遺伝子編集の規制、フランスのインフォームド・コンセントについて発表し、研究分担者と外部の研究者の間で、患者の権利を中心に、活発な議論を交わした。 8月24日から9月3日まで、研究代表者の小出は研究分担者の盛永審一郎富山大学名誉教授とともに、オランダの安楽死協会2か所(アムステルダムとユトレヒト)と安楽死クリニック(デンハーグ)を訪問し、施設責任者や研究者に聴き取り調査を行った。いずれの施設も、患者の権利を尊重して、安楽死を実施している。その背景にある、患者の「死ぬ権利」についてのオランダの考え方について調査し議論した。また、その前後に、フランス(パリ)において、国家の生命倫理政策を担う国家倫理諮問委員会(CCNE)と生物医学倫理機関(ABM)を訪問し、資料調査を行った。フランスにおける臓器移植、生殖補助医療、再生医療、終末期医療、遺伝子編集に関する患者の権利の扱いについて調査した。さらに、パリ控訴院付弁護士のアズー・バクリー氏に面会し、パリ控訴院図書館で資料調査を実施し、フランスの生命倫理政策について議論した。 2016年12月3日に、日本生命倫理学会(大阪大学)のシンポジウムにおいて、研究分担者3名がベネルクス3国における安楽死法について発表した。 2016年12月24日に2016年度第2回研究会を、京都生命倫理研究会との共催で、京都大学で開催した。2名の研究分担者が、医師患者関係における責任と諸外国における終末期の治療中止について発表した。 2017年3月31日に、2016年度の研究成果をまとめた「生命倫理・生命法研究資料集Ⅲ」を刊行し、研究者や図書館約350か所に寄贈した。執筆者は14名、総ページ数は327ページである。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
平成26年度から28年度までの科研費共同研究「世界における患者の権利に関する原理・法・文献の批判的研究とわが国における指針作成」の研究成果の一部(研究会のプログラムと資料および年度末資料集『生命倫理・生命法研究資料集』Ⅰ~Ⅲ)を一般に公開している。
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Research Products
(43 results)