2015 Fiscal Year Annual Research Report
MultiDisciplinaryApproachによる戦国秦漢期新出土資料研究
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26284010
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| Research Institution | Japan Women's University |
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Principal Investigator |
谷中 信一 日本女子大学, 文学部, 教授 (20230253)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 克也 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (10272452)
名和 敏光 山梨県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30291868)
末永 高康 広島大学, 文学研究科, 准教授 (30305106)
小寺 敦 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (30431828)
池澤 優 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (90250993)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 出土資料 / 思想史 / 清華簡 / 非発掘簡 / 上博簡 / 弁僞 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
今年度のテーマは、「非発掘簡の資料的価値の確立」であった。
定例研究会として、①4/25（土）宮島和也（東大博士課程学生）「清華簡『祝辭』を読む」②5/23（土）平勢隆郎（東京大学東洋文化研究所教授）「周易に關する私的檢討のその後」③7/20（月）曹峰（中国人民大学哲学院教授）「清華簡『湯在啻門』を読む」④9/26（土）1. 谷中信一（日本女子大学教授）復旦大学および上海博物館所蔵簡牘調査報告 2. 宮内駿（早稲田大学大学院修士課程）「上博楚簡『成王爲城濮之行』を読む」⑤11/14（土）末永高康准教授（広島大学大学院）「出土文字資料と先秦礼学史の再構成をめぐって」⑥1/23（月）谷中信一「清華簡『命訓』を読む」を行った。
公開国際シンポジウム「非発掘簡の資料価値の確立」をテーマに開催した。内容は、《研究発表》1．劉國忠（清華大学出土文献研究与保護中心教授）「非発掘的簡帛及其学術価値」2．名和敏光（山梨県立大学准教授）「北京大学漢簡〈堪輿〉と馬王堆帛書『陰陽五行』甲篇〈堪輿〉の対比研究」3．谷中信一「清華簡（伍）『命訓』の思想と成立」であり、その後《総合討論》を行った。
「出土文獻と秦楚文化 第9號」を、刊行した。その内容は、序文（平勢隆郎）／論文：考古学研究から見た非発掘簡―商周青銅器研究との対比を中心に―（丹羽崇史）・関於中国簡牘的辨偽（朱鳳瀚）・清華簡『繋年』第十五章の「少 」について（小寺敦）・北京大学蔵西漢竹書『節』の孝景元年冬至日をめぐって（末永高康）／調査報告：復旦大学出土文献與古文字研究中心訪問記（谷中信一）・復旦大学出土文献與古文字研究中心の学術活動について（小寺敦）／訳注：上博楚簡『成王爲城濮之行』（宮内駿）・清華簡『命訓』譯注（谷中信一）／あとがき（今田裕志）であった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
１年間の共同研究の成果が、年度末のシンポジウムおよび論文集の刊行に結実したことをもって、そのように考えることができる。
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| Strategy for Future Research Activity |
これまでと同様な方法、すなわち
１，定例研究会の開催。
２，国内外の研究者との学術交流。
３，論文集の刊行。
以上を柱に、研究を推進する。このために、代表者の研究室に事務局を設置して、事務局員を配置して、日常的に研究成果等の情報発信をおこなう。
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| Causes of Carryover |
事務局員の勤務時間を短縮するなど経費の削減に勉めたことと、予定していた海外からの招聘教授が来日直前になって公務を理由に来日を取りやめたことによる。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
海外との交流事業に使用する予定である。
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