2017 Fiscal Year Annual Research Report
Knowledge, manner and order: A comparative study of public knowledge in the West and East
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26284016
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Research Institution | Kinjo Gakuin University |
Principal Investigator |
高橋 博巳 金城学院大学, 付置研究所, 客員研究所員 (70109833)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 隆穂 中部大学, 中部高等学術研究所, 教授 (00126830)
玉田 敦子 中部大学, 人文学部, 准教授 (00434580)
鷲見 洋一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (20051675)
伊東 貴之 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20251499)
川島 慶子 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20262941)
長尾 伸一 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (30207980)
逸見 竜生 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (60251782)
寺田 元一 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90188681)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 思想史 / 公共圏 / 啓蒙 / 文芸共和国 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、5月27日に韓国から鄭珉・安大会両氏を招いて、名古屋大学で公共知研究会を行い、両氏の発表の他、中国人民大学の牛貫杰氏や、玉田・長尾・高橋がそれぞれ報告を行った。名古屋大学に留学中の中国・韓国からの若手研究者も交え、活溌な討議と情報交換が行われた。主要な内容は成果報告書に集成の予定で、現在、作業をすすめている。今回は鄭・安両氏の希望で、研究会後、芳洲書院や朝鮮通信使が通った街道筋などの調査に高橋が同行した。 また鷲見は、18世紀啓蒙期のフランスで刊行され、公共空間という新しい世界の意味と役割をテクストと図版という2つのメディアを介して世界に発信し、その可能性を拡大すると同時に、限界を露呈もした『百科全書』を対象に、単なる思想史や文学史のアプローチを越えて経済史、出版史という観点から考究を進めた。 伊東は2017年9月、「心的軌跡與身體性―由朱子學、陽明學、清代思想的考察―」(「心の軌跡と身体性―朱子學、陽明學、清代思想から考える―」)と題する研究報告を「儒学与時代:復旦大学上海儒学院首届年会国際学術研討会」において、更には、「礼教的滲透・泛化及其展開―以中国為中心的近世東亜的事例」(「「礼教」の滲透・汎化とその展開―中国を中心とする近世東アジアの事例から―」)と題する研究報告を、浙江大学歴史系セミナー「SEMINAR: 宇宙・礼教・学術」において行い、東アジアの近世社会を規定した「礼教」の在り方について、中国、韓国・朝鮮、日本の政治社会の構造や思想文化の比較を視野に入れて考察した。 川島は、ラヴワジエ化学の後世への意味と日本への影響について考察した。 玉田は18世紀フランスの修辞学において、古典古代の文芸が「男性的」であるとして称揚されていたことを検討し、フランス語においても男性的な文体が推奨されるようになる経緯を明らかにした。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(31 results)
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[Book] 百科全書の時空2018
Author(s)
逸見龍生・小関武史編
Total Pages
371+14
Publisher
法政大学出版局
ISBN
978-4-588-15091-3
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[Book] 化学史事典2017
Author(s)
川島慶子・大野誠ほか
Total Pages
985
Publisher
化学同人
ISBN
9784759818390
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