2015 Fiscal Year Annual Research Report
大規模バイリンガルエッセイコーパスの構築とデータ分析のための各種システムの開発
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26284085
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
山西 博之 関西大学, 外国語学部, 准教授 (30452684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 准教授 (80454768)
染谷 泰正 関西大学, 外国語学部, 教授 (40348454)
今尾 康裕 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (50609378)
浦野 研 北海学園大学, 経営学部, 教授 (20364234)
鎌倉 義士 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (80613976)
石原 知英 愛知大学, 経営学部, 准教授 (80583559)
阿久津 純恵 東洋大学, ライフデザイン学部, 講師 (20460024)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 英語教育学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、平成26年度から開発を始めたコーパスデータを仔細に分析するためのシステムを用いながら、研究計画にあげている以下の2点を中心とした取り組みを行った。 1. コーパスデータに対するエラーのタグ付け、特徴解明のための分析(平成26~27 年度) 2. 効果的な指導内容・方法の策定、指導実践、効果検証(平成27~28 年度) 1については、科研費研究員やRAがコーパスデータの整理を行うとともに、実際のタグ付け作業に取り組んだ。さらに、運用の中でシステムの改良や機能追加を行い、より実用性の高い機能(理論タグエディタ・構造タグエディタ)を実装した。この新機能については、他の科研費等との共同シンポジウムを開催した。 2については、これまで行ってきた指導内容・方法と異なるエッセイトピックの導入や時間制限、教育的介入方法における差違を見るために複数のクラスでの実践を行った。分析については、平成28年度に継続して行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究全体としては、当初計画通り、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に予定している「効果的な指導内容・方法の策定、指導実践、効果検証」の継続的な分析、および研究のまとめとしての「得られた成果の公表(コーパス、データ入出力インターフェイス、データ検索および編集用プログラム、分析結果、指導法等)による普遍性・汎用性の向上」という課題に取り組んでいく。
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Causes of Carryover |
研究は順調に進展しているものの、研究代表者が執行予定であった科研費研究員の給与について、年度途中に一身上の都合での退職があったため予定通りの予算執行がなされなかった(その代わり、大学院生のRAを複数人雇用し、研究計画を継続した)。 また、開発したシステムについて、運用しながら機能を追加する必要性もあるため、分担者に配分しているシステム開発のための予算も次年度に繰り越ししている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
科研費研究員については、新規に任用することはせず、繰り越した予算を用いて、引き続きRAを雇用して研究を遂行するものとする。 システム開発のための繰越分については、運用の結果に応じて、必要な機能を追加するために使用する。 これらの繰越額は、最終年度である平成28年度に執行する。
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