2014 Fiscal Year Annual Research Report
第二次大戦後ヨーロッパの「新秩序」構想の政治史的分析
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26285034
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
中田 瑞穂 明治学院大学, 国際学部, 教授 (70386506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸澤 英典 東北大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (20335326)
網谷 龍介 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40251433)
八十田 博人 共立女子大学, 国際学部, 准教授 (70444502)
板橋 拓己 成蹊大学, 法学部, 准教授 (80507153)
上原 良子 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (90310549)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 政治学 / ヨーロッパ政治史 / 比較政治 / 欧州統合 / 戦後改革 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は計画初年度にあたるため、最も重要な課題は、研究に必要な資源の準備であった。各参加者は、文献・資料・データの体系的な目録の作成と収集に努めた。また、イタリア、ドイツ、フランス運動の質的分析に関しては、担当者である八十田、網谷、上原が、それぞれ現地調査を実施し、入手困難な文献の購入・複写、文書館の未公開資料の探索、関係者へのインタビューなどを実施した。 これと並んで、理論動向の検討・共有と、分析枠組の精密化のために研究会を3回開催した。第一回目の研究会では、メンバー外の専門家も招き専門知識の提供を仰いだ。第二回目と第三回目は、研究分担者が順番に分析枠組みの構築に寄与すると思われる文献を紹介し、議論をおこなった。また、文献リストの提出とその検討も実施した。 ヨーロッパ戦後史研究のすそ野を広げ、若手を育成するために研究会には若手の参加も呼びかけた。その結果、数名の若手研究者が研究会に参加している。 なお、本研究のウェブサイト「European New Order after the WWII」を立ち上げ、これらの研究会の成果や、文献リストの公開を開始した。 https://sites.google.com/site/europeanneworderafterthewwii/
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地での史料収集、文献収集、枠組み作りのための研究会はそれぞれ計画通り進んでいる。現地の史料収集については、予定通り、研究分担者の半数が実施することができた。文献収集もリストを作成しつつ、現物の収集を進めている。研究枠組みについては、歴史学の分野における戦後改革研究の先行研究の動向について見通しがつき、独自の枠組みを形成している途上である。ウェブサイトの立ち上げによって、情報の共有、公開を実施できたのも平成26年度の大きな成果である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通り、平成27年度中に研究会を通じて分析枠組みを固め、第一回目の史料収集も終えて、来年度以降の成果発表の準備を進めたい。 チェコスロヴァキア、カトリック統合運動、ドイツ保守統合史の質的分析に関しては、現地調査を実施し、入手困難な文献の購入・複写、文書館の未公開資料の探索、関係者へのインタビューなどを実施する。 これと並んで、理論動向の検討・共有と、分析枠組の精密化のために研究会の開催を継続する。メンバーのみで実施する研究会の他、専門家を招いた研究会も実施していく。
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Causes of Carryover |
ノートPCの更新を予定していたが、使用中のものをプログラムの入れ替えなどで寿命を延ばすことができたので、2015年度まで購入を延期した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年度の海外調査まえに、ノートPCの更新を予定している。
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Research Products
(23 results)