2015 Fiscal Year Annual Research Report
技術科教育課程編成における最新の教科専門分野の動向を取り入れた内容論的研究
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26285197
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| Research Institution | Tokyo Gakugei University |
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Principal Investigator |
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 康雅 三重大学, 教育学部, 准教授 (00378283)
荒木 祐二 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (00533986)
谷田 親彦 広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20374811)
上野 耕史 国立教育政策研究所, その他部局等, 研究員 (20390578)
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)
入江 隆 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70253325)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 技術科 / 教育課程 / 内容論 / 教科専門 / 材料と加工 / エネルギー変換 / 生物育成 / 情報 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では，最新の教科専門分野の動向を踏まえ，今後の教育課程に資する技術科の内容の在り方について検討している。検討の方法に関しては，教科専門分野の動向を探るため，学術分野の資料には，日本学術会議，学術団体（学会），科学研究費助成事業，学術書等を用いた。また，教育分野の資料には，日本技術者認定機構（JABEE），大学授業シラバス，既存の学習指導要領解説書，それに準拠した教科書等を用いた。
用いる資料に関しては，専門分野で取り扱う資料の性質上，抽出先が異なるため，技術科の内容構成（材料と加工技術，エネルギー変換技術，情報技術，生物育成技術）によって，適宜資料を上記の範囲から抽出し内容構成を検討した。
得られた成果として，（１）技術科の内容構成（材料と加工技術，エネルギー変換技術，情報技術，生物育成技術）に関して，技術の理論的側面，技術を生み出す背景にある設計・計画，さらに実現するための製作・制作・育成の内容例示を抽出することができた。これらの成果は，これまでの技術教育における内容として，日本産業技術教育学会等で提案されている技術教育の内容例示を発展させた内容の提案として重要であり，技術教育における資質・能力を育成する上で，基盤となる知識や技能の内容を規定している点に意義がある。また，（２）上記の内容構成に関して縦断的に位置付けられる技術に関わるガバナンス，イノベーションの内容例示についても検討を行い，それらの事例を提案することができた。
以上の成果に関しては，複数の専門分野から総合的に内容例示に関して検討した例がなく，本年度の検討会議を通して，相互理解を深め，各内容における本質的に学ぶべき概念要素について検討できた点は重要な成果となる。
以上の成果を踏まえ，最終年度はこれまでの成果を整理し，報告書としてまとめることを計画している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は，最新の教科専門分野の動向を踏まえるため，日本学術会議，学術団体（学会），科学研究費助成事業，学術書，日本技術者認定機構（JABEE），大学授業シラバス，既存の学習指導要領解説書，それに準拠した教科書等を資料を用い，教育課程に資する技術科の内容例示を抽出することができた。本成果は最終年度に向けての教育課程に資する内容のたたき台を提案することができた点を評価し，上記の判断をした。
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| Strategy for Future Research Activity |
２年目の成果として，技術科の内容構成（材料と加工技術，エネルギー変換技術，情報技術，生物育成技術）に関して，技術の理論的側面，技術を生み出す背景にある設計・計画，さらに実現するための製作・制作・育成の内容例示を上述した資料を検討する抽出することができた。
最終年度は上記の成果に基付いて，提案した内容を微調整しながら再チェックを図るため，多方面から意見徴収を行う。徴収した内容に基づいて，最終的な根拠資料の提示も含めて，最終報告書としてまとめることを計画している。
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| Causes of Carryover |
最終年度に当たる次年度は，提案した技術科の内容例示に関して，最終チェックのための会議を開催する上での旅費，データ整理作業の謝金支出のため，使用額が発生する。また，データ整理に必要な資料収集活動とデータ保存のための消耗品購入に使用する。さらに，最終年度は得られた成果をまとめるための報告書作成の予算，成果発表のための旅費支出のため，次年度使用額が生じる。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度の使用計画に関しては，提案した内容構成の最終チェックを行うため，各内容の担当に関しては「材料と加工」（担当：大谷）」「エネルギー変換（担当：入江，中西）」「生物育成（担当：荒木）」「情報（担当：安藤）」とする。また，技術に関わるガバナンス，イノベーションの内容例示については，上野，谷田が内容構成の最終チェックに当たるようにする。また，最終年度における多方面から意見徴収に関しては，適宜連携研究者を増やすことで，意見徴収が行えるよう配慮する予定である。
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