2016 Fiscal Year Annual Research Report
実践現場に即した集団における発達障害の定量的行動評価システムを構築する
Project/Area Number |
26285212
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
島谷 康司 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (00433384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島 圭介 横浜国立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50649754)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 乳幼児 / 行動評価 / 集団 / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
4台のネットワークカメラを使用し,保育実践現場の計測をおこなった。75名の幼児をランダムに2クラスに分けた。次に,各クラスで実験1月ほど前か7-8名グループに分け,行動評価の解析のために半袖のカラーTシャツを順次着用させ,カラーTシャツを着る違和感を無くすようにするなど,事前に統制した。また,実験当日には保育士等の指示に対する幼児の行動評価を行うために,指示する保育士等にも事前に指示方法についても実験プロトコルの統制をした。 計測内容は,幼児が保育士等の指示を聞き,保育士等のところに物品を取りに行って自身の決められた机上に持ち帰り,机上で作品を制作するという作業とした。作品の完成にはおおよそ30分を要した。作業の途中で困難を要した場合は保育士等も介入し,なるべく普段通りの保育実践現場となるようにした。解析項目は,行動軌跡,行動‐着座時間など詳細評価を行うために試行錯誤的に検証を行っている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現場計測を行い,現在詳細解析を実施している段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
発達障害児の現場において同様の計測を行い,健常児との比較解析を実施する予定としている。
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Causes of Carryover |
本年度の調査の結果,被験者数をもう少し増やす必要がある.そのための調査費を繰り越した.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
特に,フィールド調査の追加のための交通費と実験補助費,さらにデータ解析プログラム改定のための使用を次年度に繰り越しを行う計画とした。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] 動画像解析に基づく乳幼児ハイハイ動作の経時的発達評価2016
Author(s)
川嶋 克明, 船曳 康子, 小川 詩乃, 尾倉 侑也, 早志 英朗, 曽 智, 栗田 雄一, 志波 泰子, 森 裕紀, 島谷 康司, 最上 晴太, 小西 行郎, 辻 敏夫
Organizer
日本発達神経科学学会第5回学術集会, p.28, 2016年11月.
Place of Presentation
東京大学(東京都)
Year and Date
2016-11-26 – 2016-11-27
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[Presentation] 新生児General Movements評価支援システムの精度検証2016
Author(s)
木下 直樹, 川嶋 克明, 尾倉 侑也, 早志 英朗, 曽 智, 芝軒 太郎, 森 裕紀, 島谷 康司, 栗田 雄一, 辻 敏夫
Organizer
日本発達神経科学学会第5回学術集会, p.57, 2016年11月.
Place of Presentation
東京大学(東京都)
Year and Date
2016-11-26 – 2016-11-27
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[Presentation] Evaluation of unloading effect of muscle activation depending on the attachment positions of a muscle assistive cloth2016
Author(s)
Kazunori Ogawa, Keita Takahashi, Akihito Kadowaki, Kouji Shimatani, Masaya Hasegawa, Tosho Tsuji, and Yuichi Kurita
Organizer
The 7th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics, Advances in Physical Ergonomics and Human Factors, Applied Human Factors and Ergonomics, Abstract pp.1631, 2016.
Place of Presentation
Orlando, Florida, U.S.A
Year and Date
2016-07-27 – 2016-07-31
Int'l Joint Research
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[Presentation] 動画像解析に基づく乳幼児ハイハイ動作の定量的発達評価2016
Author(s)
川嶋 克明, 船曳 康子, 小川 詩乃, 尾倉 侑也, 早志 英朗, 曽 智, 栗田 雄一, 佐藤 鮎美, 志波 泰子, 森 裕紀, 島谷 康司, 最上 晴太, 小西 行郎, 辻 敏夫
Organizer
日本赤ちゃん学会第16回学術集会プログラム採録集, p.89, 2016.
Place of Presentation
同志社大学(京都市)
Year and Date
2016-05-21 – 2016-05-22
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[Presentation] ASD者の姿勢制御の認知メカニズム2016
Author(s)
槇 奈央, 佐藤 鮎美, 曽 智, 小川 詩乃, 中西 祐斗, 島谷 康司, 船曳 和雄, 辻 敏夫, 船曳 康子
Organizer
日本発達心理学会第27回大会.PE-51, 2016年4月.
Place of Presentation
札幌コンベンションセンター(札幌市)
Year and Date
2016-04-29 – 2016-05-01