2016 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of fine bubbles' functions and development of fundamental technology for industry
Project/Area Number |
26289292
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
寺坂 宏一 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00245606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤岡 沙都子 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (50571361)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 気泡 / ファインバブル / ウルトラファインバブル / マイクロバブル / ガス過飽和 / トレーサー |
Outline of Annual Research Achievements |
ウルトラファインバブルによる液相トレーサーの開発 直径1ミクロン以下のウルトラファインバブルは直径1~100ミクロンのマイクロバブルと異なり浮力による上昇運動はほぼ無視することができ、周囲の液体に同伴して運動する。ウルトラファインバブルは気体であるため、微小固体や微小液滴をトレーサーとして用いる場合に比べて液との化学反応や分離操作において優位性がある。そこで本研究ではドイツ・ハンブルク工科大学に設置されたウルトラファインバブル発生装置で超純水中にウルトラファインバブルが浮遊するサンプルを作成した。サンプル中のウルトラファインバブルの数密度を同大学が所有する分析装置で解析し、数週間にわたって水中でウルトラファインバブルが安定に存在することを確認した。またレーザーによってウルトラファインバブルの存在位置を可視化することにも成功し、液相運動のトレーサーとしての利用の可能性を研究協力者のハンブルク工科大学シュルーター教授とともに確認した。 さらにドイツのウルトラファインバブル計測機器メーカー、ベルリン工科大学、ブラウンシュバイク工科大学ならびにドイツの企業を訪問し、ファインバブルに関する研究開発にかんする情報収集を実施した。 本研究で得られた多くの基礎的知見は成書「ファインバブル入門」にまとめて、今後のファインバブルを学ぶ若手研究者への教育にも寄与した。最新の研究成果は複数の国内および国際会議で公表し活発に討論され、査読つき学術論文で報告した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)