2014 Fiscal Year Annual Research Report
複数本で構成されるライザーシステムのVIVに関する研究
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26289343
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| Research Institution | National Maritime Research Institute |
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Principal Investigator |
藤原 智 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70511591)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 一比古 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (30425748)
尾崎 雅彦 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (30529706)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 海底鉱物資源開発 / VIV / ライザー管 / 相互干渉影響 / 流体力計測 / 水槽試験 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成２６年度研究計画に沿って製品・技術の調査を実施した。具体的には複数本ライザー及びVIV抑制デバイスに関する製品・技術の調査を行い、複数円柱の流体力計測に関する類似の研究に関して文献調査を行った。
流体力荷重計測用ライザー模型の製作として、文献調査の結果を基にライザー周りの縮流効果や流路の複雑化の影響を検証するため、２本の円柱で構成されたライザー周りを切り出した縮尺部分模型を製作した。なお、当初の予定では計測円柱は１本で、残りの１本はダミー円柱とする予定であったが、前方に設置した円柱に与える影響を評価するために前方の円柱にも計測装置を取り付けることとした。
上述の複数本ライザー模型を用いて流体力計測試験を実施した。流体力は計測用ライザー模型に取付けた検力計によって計測し、計測用ライザーの前方に配置するライザーの管同士の間隔と流向に対する位置関係をパラメータとした流体力荷重を計測した。その結果、１．直列配置に近いほど後方に配置した円柱の抗力係数は減少し、円柱間距離が近い時には前方に配置した円柱にも影響が及ぶ、２．特定の加振周波数において後方に配置した円柱の減衰力係数および付加質量係数が前後の周波数と比較して大きく傾向が異なる点が有り、これは円柱間距離および流向によって異なる等の知見を得られた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた研究計画に従い、平成２６年度に実施を予定していたスケジュールを終えることが出来た。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究当初はライザーのVIV挙動解析に商用の挙動計算プログラムに複数本の流体力をデータベースとして組み込む予定であったが、単管モデルに複数本VIVを適応することは困難であると判断したため、周波数領域の挙動計算プログラムを新たに作成することとする。また、平成２７年度の水槽試験では当初予定していたライザー管模型の数を増やすことやVIV抑制デバイスを取り付けて計測することはせずに、２本の円柱が２体運動のように回転運動する現象を再現・検証することに主眼を置いた試験を実施する予定である。
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| Causes of Carryover |
物品購入で消耗品等を購入した際に剰余金が発生したため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度以降の水槽試験において主に消耗品等の購入に使用予定である。
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Research Products
(1 results)
