2016 Fiscal Year Annual Research Report
Application of cancer therapy of senescence-associated microRNA
Project/Area Number |
26290047
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田原 栄俊 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (00271065)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | がんの個別診断 / マイクロRNA / 核酸医薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
PRPF19の発現抑制による細胞老化誘導機構及び膵がんなどへの抗腫瘍効果を解析するために、(A)PRPF19の発現抑制による細胞周期停止機構、(B)PRPF19の発現抑制によるがん抑制機構、(C)膵がんゼノグラフトマウスモデルにおけるPRPF19 siRNAの抗腫瘍効果、について検証した。 (A)については、これまで、PRPF19の発現抑制はMDMX/p53制御を介して細胞周期を停止させるという結果が得られていた。しかし、過剰発現実験などのさらなる解析により、PRPF19の発現抑制によるp53活性化において、MDMXの関与だけでは不十分であることがわかった。一方で、阻害剤を組み合わせた実験により、PRPF19の発現抑制によるスプライシング異常がp53活性化に関与することが示唆された。(B)については、PRPF19の発現抑制は、紡錘体形成阻害を伴った分裂期細胞死を誘導した。そして、この細胞死誘導経路を調べたところ、切断型caspase-3が観察されないため、主要なアポトーシス経路を介していないことが示唆された。さらに、PRPF19の発現抑制はp53の状態に関係なく細胞死を誘導することが明らかになった。(C)については、膵がん細胞を皮下に移植したゼノグラフトマウスモデルにおける局所核酸投与は、一部についてPRPF19 siRNAによる抗腫瘍効果が観察された。しかし、同所移植したゼノグラフトマウスモデルにおける全身性核酸投与は、ドラッグデリバリーシステムの問題もあり、腫瘍部へのPRPF19 siRNAのデリバリーが出来なかった。 以上、平成28年度は、PRPF19の発現抑制による細胞老化は既知の経路に依存しないことや、一部ではあるがPRPF19 siRNAの抗腫瘍効果を明らかにした。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] microRNA-203 suppresses invasion and epithelial-mesenchymal transition induction via targeting NUAK1 in head and neck cancer.2016
Author(s)
Obayashi, M., M. Yoshida, T. Tsunematsu, I. Ogawa, T. Sasahira, H. Kuniyasu, I. Imoto, Y. Abiko, D. Xu, S. Fukunaga, H. Tahara, Y. Kudo, T. Nagao and T. Takata
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Journal Title
Oncotarget
Volume: 7
Pages: 8223-8239
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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