2016 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of the diversity of carotenoid cleavage dioxygenase genes (CCD4s) in Chrysanthemum
Project/Area Number |
26292014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
柴田 道夫 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (80355718)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 園芸学 / 遺伝子 / カロテノイド / キク / バイオインフォマティクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではキクの育種改良のための基礎的知見を得ることを目的として,キク属栽培種および野生種におけるCCD4遺伝子の多様性を解析した.前年度までで六倍体である白色系およびピンク色系栽培種の花弁においてはきわめて多様なCCD4a遺伝子ホモログが発現していることがわかっていたことから,平成28年度は,白色舌状花をもつ二倍体野生種リュウノウギク3系統の花弁で発現しているCCD4a遺伝子の全長配列について解析した.また,黄色舌状花をもつ二倍体野生種キクタニギク2系統と黄,オレンジ,赤といった黄色系栽培種12品種のゲノムにおけるCCD4a遺伝子の部分配列について解析した.3系統のリュウノウギクの白色舌状花からそれぞれ異なる7~13種類のCCD4a遺伝子の完全長ホモログが単離され,アミノ酸配列からすべての種類がカロテノイドを分解する機能を有するものと考えられた.リュウノウギクのCCD4a遺伝子については複数座における種内変異および個体内変異が存在することが明らかになった.但し,単離された完全長のCCD4a遺伝子の多くは,品種‘神馬’で報告されているCmCCD4a-5に類似の配列であった.以上のように,二倍体であるリュウノウギクでも発現しているCCD4a遺伝子はきわめて多様であることがわかった.一方,黄色二倍体野生種のキクタニギクおよび黄色系栽培種のゲノムには,すべて開始コドンを含む約500bp以上のCCD4a遺伝子断片配列が存在することが確認された.なお,キクタニギクでは主にCmCCD4a-1および5に類似の配列が見いだされ,黄色系栽培種ではきわめて多様性に富むもののCmCCD4a-5に類似の配列が共通して見いだされた.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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