2016 Fiscal Year Annual Research Report
Infection of Helicobacter and risk of pancreatic and biliary tract cancer
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26293145
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| Research Institution | Aichi Medical University |
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Principal Investigator |
菊地 正悟 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神谷 茂 杏林大学, 医学部, 教授 (10177587)
上野 誠 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, その他 (10520760)
笹平 直樹 公益財団法人がん研究会, その他部局等, 研究員 (30401102)
奥田 真珠美 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40531091)
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
中尾 春壽 愛知医科大学, 医学部, 教授 (60326139)
来間 佐和子 東京都立駒込病院(臨床研究室), その他部局等, その他 (90627639)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | ヘリコバクター・ピロリ / ヘリコバクター・ビリス / ヘリコバクター・ヘパティカス / ERCP / ブラシ検体 / 全菌体抗原EIA法 / 血漿抗体価 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
症例収集施設の患者から血液5ml程度と胆汁の提供を受けた。また、内視鏡的逆行性胆管膵管造影時に細胞診を行った患者からブラシ検体の残余物の提供を受けた。血清と胆汁のペアは、67例から収集され、胆汁からPCR増幅ができたのは7例であった。増幅していても単一菌といえない例が多いことで問題である。特異的に菌種同定ができる方法の改良が必要である。検出された症例の疾患は、Helicobacter属（16SrRNA遺伝子）が、胆嚢がん症例1例、胆管がん症例2例、H. bilisが胆管がん1例、H. hepaticusが膵がん1例、H. pylori（ureA遺伝子）が胆嚢がん、膵がん各１例であった。胆管からのブラシ検体は9例が収集された。培養では、Eikenella corrodens とLactobacillus sp.が各1検体から検出されたが、Helicobacter属は検出できなかった。PCRでは、E. corrodensが検出された検体で、H. pyloriウレアーゼ遺伝子が検出された他に検出された遺伝子はなかった。
H. pylori , H. bilis, H. hepaticusを超音波破砕して全菌体抗原を採取したものを用いて（全菌体抗原EIA法）H. pylori抗体既存のキットで測定済み84例の抗体価を測定し、相関などからH. pylori, H. bilis, H. hepaticusのcutoffを決めた。この方法でH. pylori,抗体陰性の患者・対照の血漿中、H. bilis抗体とH. hepaticus抗体を測定した。陽性率はそれぞれ膵がん120人中7.5%と1.7%、胆道がん130人中14.6%と6.2%、対照117中8.5%と0.9%で、胆道がんでは両抗体陽性率が対照に比べて有意に高かった。特に胆道がんの発生にこれらの菌が関与している可能性が示された。
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| Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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