2014 Fiscal Year Annual Research Report
前立腺全摘術後の機能的アウトカムを改善させる神経温存方法の確立
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26293348
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
荒井 陽一 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50193058)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 英郎 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (00466559)
山下 慎一 東北大学, 大学病院, 助教 (10622425)
海法 康裕 東北大学, 大学病院, 講師 (30447130)
並木 俊一 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (40400353)
中川 晴夫 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (80333574)
三塚 浩二 東北大学, 大学病院, 助教 (80568171)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 前立腺癌 / 再生医学 / 機能温存 / QOL |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成18年から臨床試験に参加した約200症例中の約100例について、MRI画像による骨盤底筋解剖の定量的計測を完了した。EPIC質問票を用いたQOLアウトカム調査も半数以上で2年間の経過観察が終了した。この100例の解析については、平成26年9月の日本排尿機能学会に報告し、学会賞を受賞した。また同成績を､平成27年3月の欧州泌尿器科学会でも発表した。
神経損傷後のサイトカインや酸化ストレスの過剰発現を抑える方法として、組織接着用シートを使用する神経剥離モデルを開発した。現在そのメカニズムを分子生物学的に解明するために動物モデル作成中である。
神経温存前立腺全摘術症例を対象とした組織接着用シートの臨床試験を平成26年から開始したが、現在､約50例が登録された。今後引き続き症例登録と経過追跡を継続する予定である。同研究の概要については、平成26年9月に日本性機能学会にて発表した。
ラットを用いた動物実験で、仙骨電気刺激による骨盤神経、海綿体神経、膀胱、陰茎などへの有効性を詳細に検討しているが、下部尿路への血流増加作用があることを確認した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各研究項目については概ね予定通りに進展している。特に二つの臨床研究は順調にデータ収集や症例登録が進んでいる。ラットを用いた研究では膀胱血流評価を安定させるために若干時間を要したが、仮説に基づいた結果が出ている。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後も、概ね当初の予定に従って研究を推進できる見込みである。動物実験については分担研究者の実験手技を安定させることで、研究を加速できる見込みである。
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| Causes of Carryover |
予定していた旅費が予算を下回った。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費として補てんする。
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[Presentation] 前立腺全摘術長期生存患者の性機能2014
Author(s)
並木俊一、海法康裕、中川晴夫、伊藤明宏、荒井陽一
Organizer
第25回日本性機能学会総会
Place of Presentation
仙台市 AER仙台市情報・産業プラザ
Year and Date
2014-09-04 – 2014-09-06
Invited
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