2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of new evaluation system of mucosal inflammation based upon vascular imaging and preventive method of oral mucositis with oral mucosa mapping system
Project/Area Number |
26293440
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
小関 健由 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (80291128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹田 奈緒子 東北大学, 大学病院, 助教 (00422121)
末永 華子 東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (00508939)
細川 亮一 東北大学, 歯学研究科(研究院), 臨床准教授 (40547254)
飯嶋 若菜 東北大学, 大学病院, 医員 (50725207)
高橋 信博 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (60183852)
鈴木 治 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (60374948)
伊藤 恵美 仙台青葉学院短期大学, 歯科衛生学科, 准教授 (80596817)
佐久間 陽子 東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (90735531)
小関 一絵 東北大学, 歯学研究科(研究院), 大学院非常勤講師 (40400262)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 口腔粘膜 / 毛細血管 / マッピング / 炎症 / 治癒過程 / 周術期口腔機能管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔乾燥症で悩む高齢者や周術期口腔機能管理の必要な患者の口腔粘膜の傷害を予防して、本来の治療の達成と日々のQOLの向上を目指すために、口腔粘膜傷害の予防法を構築する。口から高齢者のQOLを高めるためには、高齢者の悩みである口腔乾燥症と誤嚥への対策が重要で有り、一方で、様々な全身疾病は症状が口腔内に現れるので、口腔乾燥症と誤嚥により重篤な闘病状態へ陥ることとなる。さらに、がん療法中の口腔粘膜炎による潰瘍と高齢者の口腔乾燥症に由来する潰瘍の形成には、粘膜の萎縮や傷害などに伴う局所の防衛機能の低下と、口腔乾燥症に伴う口腔環境の変化の2つの大きな因子が関与している。よって、口腔粘膜の障害を予防するには、唾液の機能を最大限に生かすと共に、全身状態が現れる口腔根膜の局所の状態を正確に把握して、以上な状態を早急に見つけて対応する必要がある。本研究では、光学的手法を用いた口腔内診察法の提案と唾液の性状分析の総合的評価を行った。新技術である狭帯域光観察は、口腔粘膜の血管を染め分け、粘膜病変を明示化できる。これを活用して、粘膜マッピング法と共に全く新しい口腔粘膜評価法を提案した。さらに、口腔粘膜潰瘍化発症のメカニズムの解明とそれの修飾因子の影響の検索、及び、口腔粘膜炎の潰瘍化回避のための予防策と治療技術の開発の研究として唾液成分に関する実験を実施し、総合的な口腔粘膜傷害の診療指針を考察した。口腔粘膜炎の潰瘍化のメカニズムが解明されて潰瘍化の回避が可能になると、多くのがん患者や口腔乾燥症で悩む高齢者にとって福音となることを望む。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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