2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a practical education program to improvr pain care in the NICU
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26293471
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
横尾 京子 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 名誉教授 (80230639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 未緒 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 講師 (80611318)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 痛み / 新生児 / 新生児集中治療室 / 痛みのケア / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、新生児の痛みのケアを向上させたいというNICU看護師のニーズに応え、また、痛みのケアガイドラインが広く受け入れられるよう、NICUにおける痛みのケアに関する実際的な教育プログラムを開発することである。そのため平成28年度は、前年度に実施した教育プログラムを評価(質問紙調査とGIグループインタビューによる)し、完成させることを目的とした。 質問紙調査は、実施直前・直後・3か月後、6か月後に実施した。質問内容は「新生児の痛みのケアに関する知識」「学習目標への主観的評価」とし、分析は繰り返しのある一元配置分散分析とBonferroniの多重比較によって行った。GIは実施6か月後に行ない、「本プログラム参加による参加者自身および医療スタッフや施設における変化」について内容分析の方法(Mayring's guidelines)を用いて分析した。プログラムには34名のNICU看護師が参加し、6か月評価の時点で2名が脱落した。新生児の痛みのケアに関する知識はF(3,97)=161.41、p<0.001、学習目標への主観的評価はF(3,97)=57.51、p<0.001であり、いずれも向上という結果を得た。また、GIによりポジテイブな変化として「継続的な知識の習得笈」「新生児ケアの再認識」「家族の参加支援」「医療スタッフへの知識の提供」「ケア環境の整備」という5つのカテゴリーを抽出できた。 これらの結果から本プログラムの効果を確認することができた。さらに、日本新生児看護学会主催の「ガイドライン講習会受講済」を参加条件とした1.5日版を作成し、42名のNICU看護師と医師を対象に実施し、良好な結果を得た。また、自己学習を助けるためのDVDを作成し配布した。オリジナルの2日版および短縮した1.5日版の本プログラムは、わが国のNICUにおける痛みのケア向上に役立つものと考える。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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