2015 Fiscal Year Annual Research Report
認知症高齢者の転倒予防看護質指標による看護介入プログラムと実践継続システムの開発
Project/Area Number |
26293477
|
Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 みずえ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40283361)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 裕之 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, その他部局等, その他 (00370974)
丸岡 直子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (10336597)
六角 僚子 獨協医科大学, 看護学部, 教授 (10382813)
泉 キヨ子 帝京科学大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20115207)
小林 小百合 東京工科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20238182)
加藤 真由美 金沢大学, 保健学系, 教授 (20293350)
関 由香里 獨協医科大学, 看護学部, 助教 (20613285)
谷口 好美 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50280988)
平松 知子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70228815)
寺井 梨恵子 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (90457888)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 認知症高齢者 / ケア質指標 / 介入プログラム / 高齢者施設 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.臨床判断能力を高める転倒予防ケア質評価指標に基づいた介入プログラムの開発: 介入のプログラムに関しては、転倒予防包括看護質評価指標を基盤に実践におどのように応用、展開するのかを討議し、【転倒予防介入プログラム】(1)転倒予防ケア質指標:認知症高齢者を理解し、尊厳ある関わりを通して転倒を予防しましょうを開発した。さらに認知症高齢者の転倒予防には、認知症高齢者の疾患に理解と個人の理解の両方が必要であることから、(2)認知症高齢者の視点を重視した転倒予防を開発した。 2.転倒予防包括看護質評価指標に基づいた看護介入プログラムを持続するための実践継続システム開発:介入プログラムが臨床で継続されないことが大きな課題だが、転倒予防は長期介入が継続されないと効果が得られない。標準化された看護介入プログラムの実施は現場の看護師による介入であるために実践レベルの確保とモチベーションの継続が重要であるが、1回の講義のみによる学習効果はすぐに低下することが予測されるために同プログラムでは対象となる介護保険施設の特性や機能も踏まえて、「看護師のリフレクション」、「課題に向けたアクションプランの立案と展開」、「ケアスタッフのエンパワメント」、「実践家と研究者の協働」を強化するシステムを重視した特にスタッフをエンパワメントするためにファシリテーター育成、ワークショップ・シェアリングを強化し、転倒予防を「理解する」から「継続して実践できる」システムを開発する。実践継続プログラム】「ご一緒に転倒予防に取り組みませんか!」を開発した。転倒予防に関する多職種(看護師・介護職作業療法士)のエキスパートによって妥当性を高めるための検討会議を2回実施した。3.研究の体制作りと手順マニュアルの作成:3か所の地域の研究実施マニュアルを作成した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度は、石川、東京、浜松で転倒予防介入研究を実施する予定である。浜松は協力施設と3年間準備をしており、体制は万全である。石川、東京はケアスタッフの人材不足もあり、施設の変更などがあるが、早急に対応し、平成28年度の介入研究実施には対応できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、石川、東京、浜松で転倒予防介入研究を実施する予定である。浜松は協力施設と3年間準備をしており、体制は万全である。石川、東京はケアスタッフの人材不足もあり、施設の変更などがあるが、変更にも対応できている。調査の介入期間は準備期間3か月、介入期間3か月、追跡期間3か月の合計9か月であり、それぞれ介入のサポート体制を行って介入に備えている。
|
Causes of Carryover |
平成28年度に転倒予防の介入を3地域で展開させる。転倒予防介入には調査員などの謝金など経費が掛かるが、平成28年度の予算が申請よりも削減されていた。そのために平成27年度の準備に関する予算を節約し、平成28年度に移行させた。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度に転倒予防の介入を3地域で展開させるために転倒予防に関する調査員などの謝金やデータ入力の費用とする予定である。
|
Research Products
(28 results)
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] 老人保健施設の看護師による認知症高齢者のための転倒予防看護質指標の実態とその関連要因2015
Author(s)
鈴木 みずえ, 丸岡 直子, 加藤 真由美, 平松 知子, 谷口 好美, 小林 小百合, 岡本 恵里, 水谷 信子, 泉 キヨ子, 高原 昭, 赤井 信太郎, 住若 智子, 古田 良江
-
Journal Title
日本転倒予防学会誌
Volume: 2
Pages: 9-18
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
[Presentation] 著者をエンパワメントする査読コメントを書こう2015
Author(s)
山本則子,浅野みどり,荒木暁子,和泉比佐子,牛久保美津子,内田陽子,遠藤淑美,大久保暢子,落合亮太,小野智美,片岡弥恵子,河野あゆみ,佐伯圭一郎,佐伯香,酒井明子, 佐藤紀子,清水安子,鈴木みずえ,田中美智子,長谷川真澄,春名めぐみ,眞嶋朋子,三木明子,宮下光令,吉沢豊予子,吉田俊子,宮本有紀,日本看護科学学会和文誌編集委員会
Organizer
第35回 日本看護科学学会学術集会
Place of Presentation
広島国際会議場、広島市文化交流会館、JMSアステールプラザ
Year and Date
2015-12-05 – 2015-12-06
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-