2017 Fiscal Year Annual Research Report
the development and evaluation of high school students' mental health literacy education programs
Project/Area Number |
26293482
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
篁 宗一 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (60362878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猫田 泰敏 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30180699)
近藤 美保 静岡県立大学, 看護学部, 助教 (40566064)
遠藤 りら 静岡県立大学, 看護学部, 助教 (40621868)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 早期介入 / 高校生 / メンタルヘルス |
Outline of Annual Research Achievements |
高校生の性別や学年にあわせた適切な支援を検討することを目的に、最終年度は項目を追加して横断調査を実施した。東海地方の私立高等学校1校の全学年を対象とした。測定尺度は専門的心理的援助への態度尺度(ASPH)12項目とバールソン児童用抑うつ性尺度日本版(DSRS-C)18項目、自己肯定感尺度20項目である。分析はSPSS Statistics ver22を用いて行った。 アンケートの有効回答数は832名中795名であった。学年比較では、悩みを抱えている者の割合が最も多かったのは1年生であった。ASPHの平均値では学年間に有意な差はみられなかった。DSRS-Cの平均値は1年生が最も高かった。自己肯定感尺度の平均値は、3年生が有意に高く、学年があがるごとに自己肯定感が高かった。ASPHの平均値には有意な差がなかったが、DSRS-Cの平均値では女子のほうが高く、抑うつ傾向がみられた。自己肯定感の平均値は男子のほうが高く肯定的であった。 援助希求をみると、相談相手や相談場所の知識が高い者ほど、ASPHの平均値が高い傾向にあった。また相談相手がいない者は抑うつ傾向が強かった。相談相手がいる者は自己肯定感尺度の平均値が高かった。学年の傾向をみると、高校生は1年生が最も悩みを抱える時期であり、学年があがるにつれて自己肯定感が高くなり、精神的健康を保てるようになっていた。相談相手や場所を知っていることは相談に対して肯定的に捉えられるようになることから、相談相手の存在は高校生において精神的健康を保つために重要な存在であると示唆された。性差においては、女子の悩みが多く、抑うつ傾向の割合が多かったことから、1年生の段階からの予防的介入と性差に配慮した介入等が必要と考えられた。また相談相手がいることで、自己肯定感を高められるようになり、精神的健康を保つことにつながると考えられた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)