2015 Fiscal Year Annual Research Report
新疆ウイグル自治区、内蒙古自治区の観光動態に関する総合研究
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26301006
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Research Institution | Osaka Seikei College |
Principal Investigator |
山田 勅之 大阪成蹊短期大学, その他部局等, 准教授 (40582995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 旭 (楊海英) 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (40278651)
石原 享一 北海商科大学, 商学部, 教授 (60283850)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 観光 / 少数民族 / 新疆 / 内モンゴル / 政治経済 |
Outline of Annual Research Achievements |
・山田勅之:7月20日~23日に内モンゴル自治区オルドスで開催されたナーダム際を調査した。8月8日~15日にフフホト市にてホテル、旅行会社など観光産業の調査と包頭市にて五当召、メルゲンジョーなどチベット仏教寺院における観光振興の実態調査を実施した。8月17日~26日にウルムチ市にてホテル、旅行会社など観光産業の調査。トルファン市にてぶどう祭りの実態調査、及びカシュガル市にてホテル、旅行会社など観光産業の調査を実施した。また9月19日~27日にかけて新疆大学旅游学院にて学術講演会の実施、及びカナス湖の観光事情に関する調査を実施した。12月18日~22日にフフホト市にて観光教育実態調査(内蒙古大学)と資料収集を実施した。また、新疆大学旅游学院にて来年度実施予定の学術シンポジウムの打ち合わせをした。なお、研究成果は雑誌2編(うち発行済みが1編、掲載決定が1編)、研究発表1回である。 ・大野旭:昨年の夏に内モンゴル自治区において、調査を実施した。政府主導の観光事業において、モンゴル文化と歴史が如何に資源として利用されているかについて調べた。その結果、「草原」という資源は積極的に利用されているが、「チンギス・ハーン」や「モンゴル帝国」は慎重に扱われている。モンゴルの歴史文化の観光利用における困難さも見受けられる。なお、研究成果は図書3冊である。・石原享一:9月19日~27日にかけて新疆大学旅游学院にて学術講演会の実施、及びカナス湖の観光事情に関する調査を実施した。11月1日~18日に北京にて中国の社会経済に関する資料収集と調査。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
オルドスのチンギスハーン陵の3つの八白宮祭祀、ホータンの玉石祭、クルバン祭の実態調査を行うことが出来なかったが、包頭の美岱召、ウータン・ジョー、メルゲン・ジョーの調査は実施することができた。 新疆大学の教育実態に関する調査は、新疆における特殊な事情(民族問題)から、実施がみおくられた。 全体として、「やや遅れている」と評価する
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Strategy for Future Research Activity |
内モンゴルではチンギスハーン陵におけるダルハトの役割と3つの八白宮祭祀を中心に調査する。新疆ではホータンの玉石祭、クルバン祭の実態調査する。 また、内蒙古大学と新疆大学から研究協力者を日本に招待して、国際学術シンポジウムを開催する。
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Causes of Carryover |
オルドスのチンギスハーン陵の3つの八白宮祭祀、ホータンの玉石祭、クルバン祭の実態調査を行うことが出来なかったが、包頭の美岱召、ウータン・ジョー、メルゲン・ジョーの調査は実施することができた。 新疆大学の教育実態に関する調査は、新疆における特殊な事情(民族問題)から、実施がみおくられた。なお、このような地域の特殊性にともなう保留事項は、本科研申請の段階で記載している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
内モンゴルではチンギスハーン陵におけるダルハトの役割と3つの八白宮祭祀を中心に調査する。新疆ではホータンの玉石祭、クルバン祭の実態調査する。 また、内蒙古大学と新疆大学から研究協力者を日本に招待して、国際学術シンポジウムを開催する。
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