2017 Fiscal Year Annual Research Report
新疆ウイグル自治区、内蒙古自治区の観光動態に関する総合研究
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26301006
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Research Institution | Osaka Seikei College |
Principal Investigator |
山田 勅之 大阪成蹊短期大学, 観光学科, 教授 (40582995)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 旭 (楊海英) 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (40278651)
石原 享一 北海商科大学, 商学部, 教授 (60283850)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 観光 / 少数民族 / 新疆 / 内モンゴル / 政治経済 |
Outline of Annual Research Achievements |
山田勅之:8月4日~12日まで内モンゴル自治区で調査を実施した。まず五当召とメルゲンジョーで観光と宗教との関係性を中心に実態を調査した。その後、フフホト郊外のバインブルグ草原にて草原観光の実態を把握するためにインタビュー調査を実施した。次いで8月27日~9月5日にかけて新疆ウイグル自治区にて調査を実施した。まず、ホータンにて玉石文化観光祭について聞き取り調査をした。また、カシュガルにて旧市街地の再開発と観光との関係について調査し、タシクルガンでは、タジク族の観光における位置づけはいかなるものかをテーマにして調査をした。北京では国家旅游局附属の中国旅游出版社にて資料購入をした。 石原享一:これまでの研究成果を論文及び研究会にて発表した。 大野旭:日本国内における中国人観光客の実情調査を実施した。 12月18日に国際シンポジウム・静岡大学人文社会科学部・アジア研究センター・大阪成蹊短期大学観光学科主催「東アジアの観光動態に関する学際的研究」を実施して、これまでの研究成果を発表した。発表者は山田勅之、石原享一、大野旭、金志善である。 また、このシンポジウムの成果は『アジア研究』に論文として掲載された。 その他、研究成果の詳細は別紙参照のこと。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
カシュガル旧市街地の再開発問題と観光との関係性について、法整備と実際の店舗展開を比較分析する必要がある。また、本科研の成果報告書の作成が完成していない。以上から研究期間を1年延長する。
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Strategy for Future Research Activity |
今夏、カシュガルへ調査を実施して、上記の問題の解決を図る。さらに本科研の成果報告書を発行する。
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Causes of Carryover |
追加調査経費と本科研の成果報告書の発行費用が主に残されている。 本年度、カシュガルへの追加調査を実施し、研究成果報告書を発行する。
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