2014 Fiscal Year Annual Research Report
北欧における職業能力の開発・育成と新しい徒弟教育・訓練の効果に関する研究
Project/Area Number |
26301038
|
Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
沼口 博 大東文化大学, 文学部, 教授 (80102193)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 悦生 名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40210629)
篠田 武司 立命館大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (20115405) [Withdrawn]
穴見 明 大東文化大学, 法学部, 教授 (70144102)
三宅 章介 東海学園大学, 経営学部, 教授 (80200137)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 徒弟的訓練 / 職業教育 / 後期中等教育 / 産業教育 / 技術教育 / 北欧の教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、わが国の若者就業支援政策についての諸施策と問題点や課題等について三宅章介を中心に問題点、課題等を整理した。新井吾朗はその問題点、課題などに対し、職業能力開発研究の専門家としての立場から資格認定の手続きなどを整理した。他方、沼口博、横山悦生、篠田武司はそれぞれ、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーにおける若者を対象とする職業能力開発、育成、特に新しい徒弟教育・訓練等に関する制度及び政策を中心に調査し、資料収集を行った。同時に収集した情報を共同研究者および研究協力者と共有し、北欧3か国の職業教育政策、制度について、関係諸機関や専門家、研究者への聞き取りを実施した。 沼口と横山は「北欧における新たな職業教育・訓練制度の試みについて―スウェーデン・デンマーク・フィンランドの調査から―」(日本産業教育学会第55回大会)でフィンランドとスウェーデンの改革動向を明らかにしている。また篠田は「ワーク・ファミリー・バランスからみるスウェーデン・モデル」で同じくスウェーデンの動向について紹介している。以上のような国内調査と海外(北欧)調査を実施した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スウェーデンにおける新たな徒弟的訓練の試みについて、その成功事例を見つけ出すことができた。また、フィンランドにおいてもいくつかの成功事例を見つけ出すことができたこと。デンマークについては今後の経過を見ながら、成功的な事例を見つけ出す可能性が高い情報を得ることができた。27年度はこれらを手掛かりに、更なる事例を調査、資料収集して行きたい。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の課題としては、フィンランドとノルウェーにおける成功的な実践例を更に集めること、そしてデンマークについても成功的な事例についての情報を収集し、実際に調査することを予定している。
|
Causes of Carryover |
今年度(2015年度)、国際フォーラムを開催する予定なので、残すことにした。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度(2015年度)、国際フォーラムを開催する予定。このフォーラムに使用する予定。
|
Research Products
(6 results)