2014 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア・東南アジアナノ粒子観測ネットワークの構築
Project/Area Number |
26303002
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
畑 光彦 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (00334756)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古内 正美 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (70165463)
関口 和彦 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50312921)
鳥羽 陽 金沢大学, 薬学系, 准教授 (50313680)
松木 篤 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90505728)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 国際研究者交流(東アジア,東南アジア) / エアロゾル / 大気環境 / ナノ粒子 |
Outline of Annual Research Achievements |
定点観測体制の構築として,バンコクでワークショップを開催して協力者の意思の疎通をはかり,(1)標準作業手順(SOPs)を定める。さらに,本申請研究の議論として,(2)観測期間・サンプリング時間の設定と,(3)分析する化学成分,(4)議論のためのデータ共有方針についても議論して決めた。その後国内外の合計5ヶ所で通年定点観測を開始し,非定期の観測も含め10ヶ所のサイトを立ち上げた。サンプラーを改良し,炭素分析の手法を見直し,標準手法に反映させた。予定していた残り10ヶ所についても,サンプラーを完成させ,開始する体制を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
10ヶ所の予備観測と,10ヶ所の準備は,装置や手法の改良を含んだため大きな負担となったが,予定していた連携研究者との交流,ワークショップ開催,装置の準備と配布を行うことができた。また,すでに開始した10ヶ所では結果が出ており,国際学会でその成果を発表する予定であることから,おおむね順調に進展していると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
ほぼ20ヶ所で装置の準備が整い,連携研究者間の交流も進んでいるため,具体的に非同期・同期定点観測を進めることが今年度の課題である。ひとつのポイントは,現時点で技術的な困難として存在する試料の炭素分析手法であり,連携研究者間で協力して解決する予定である。
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Causes of Carryover |
本研究は通年の定期観測を前提としているが,年度末の消耗品の調達が予定からずれたため,残額が残った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記の理由で定期観測の予定をずらしたが,消耗品が必要なので,その費用に充てる。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Chemical characteristics of size-resolved aerosols in winter in Beijing2014
Author(s)
K. Sun, Y. Qu, Q. Wu, T. Han, J. Gu, J. Zhao, Y. Sun, Q. Jiang, Z. Gao, M. Hu, Y. Zhang, K. Lu, S. Nordmann, Y. Cheng, L. Hou, H. Ge, M. Furuuchi, M. Hata, X. Liu
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Journal Title
Journal of Environmental Sciences
Volume: 26
Pages: 1641-1650
DOI
Peer Reviewed
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