2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of East and Southeast Asia Nanoparticle Monitoring Network
Project/Area Number |
26303002
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
畑 光彦 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (00334756)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 和彦 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50312921)
鳥羽 陽 金沢大学, 薬学系, 准教授 (50313680)
古内 正美 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (70165463)
松木 篤 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 准教授 (90505728)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 大気ナノ粒子 / バイオマス燃焼 / ディーゼル排ガス / 東南アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に行った予備キャンペーンの分析と課題から機材を更新し,平成28年3月末から4月にかけて国内6ヶ所,海外9ヶ所で本キャンペーンを行った。この共同観測では各サイトの観測体制に応じて柔軟な観測期間(1週間~3週間)を設定し,濃度の違いから1回のサンプリング時間も24時間~7日間と幅を持たせた結果,予備キャンペーンで見られた濃度の高低による不良サンプルの発生を抑制することができた。 観測結果を(1)金沢1サイトの5年以上の連続観測,(2)北陸地方3サイトの2年間の連続観測,(3)10ヶ所以上の短期集中観測(キャンペーン)の段階に分けて議論し,結果を学会で発表した。全般に季節変動よりも場所の違いの方が大きく,ローカルな発生源の影響が大きいことが判明した一方で,バイオマス燃焼など広い地域で共通した発生源の影響が見られ, 得られた膨大な試料の分析と並行して国内外の定期観測体制を拡大し,タイ国内で自立したナノ粒子観測ネットワークが確立した。国内外の研究者が加わり,東南アジアの重要な発生源として議論してきたバイオマス燃焼の影響を,さらに拡大した共同観測で明らかにしてゆくことを確認した。 3年間の研究期間を通してナノ粒子を捕集するサンプラの改良を継続するとともに,大気観測の経験が少ない研究者へのトレーニングと観測サイト立ち上げのノウハウが確立した結果,多様な設置条件に対応できるようになり,タイのナノ粒子観測ネットワークの確率からわかるように,経験のある研究者が未経験の新規サイトの立ち上げを担う体制が確立された。 また,これまで結果が非常に少なかった大気中ナノ粒子(PM0.1)の濃度と成分について,上記3段階でまとまったデータベースを構築し,ネットワーク内での情報共有体制を確立することができた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Journal Article] Size Distribution of Chlorinated Polycyclic Aromatic Hydrocarbons in Atmospheric Particles2016
Author(s)
Kakimoto Kensaku, Haruna Nagayoshi, Yoshimasa Konishi, Keiji Kajimura, Takeshi Ohura, Takeshi Nakano, Mitsuhiko Hata, Masami Furuuchi, Ning Tang, Kazuichi Hayakawa, Akira Toriba
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Journal Title
Archives of Environmental Contamination and Toxicology
Volume: 72
Pages: 58-64
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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