2014 Fiscal Year Research-status Report
拡張現実とKinectセンサーを用いた高度な臨場感を持つ教育システムの開発
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26330410
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Research Institution | Nagoya Bunri University |
Principal Investigator |
周 欣欣 名古屋文理大学, 情報メディア学部, 教授 (30262645)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 遺跡 / VR / AR / HMD / 3D / 可視化 / 教育 / 歴史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、拡張現実とKinectセンサーを用いた高度な臨場感を持つ教育システムを開発することを目的としている。H26年度は、初年度として、現在のAR拡張現実、Kinectセンサー、立体視などあらゆる新しい技術に関する広範な研究成果の調査を行った。具体的な研究成果を以下に示す。 1)本研究では過去4年間、「古代建築の3Dモデルを自動生成する考古学と歴史教育支援システム」を開発した。H26年度は、古代建築の3Dモデルの細部改良を行った。またキャラクターのアニメーションを制作した。 2)歴史的建造物と人物の3Dモデルを利用して歴史ゲームを試作し、新しい教育エンターテインメントを実現した。 3)立体視映像による歴史遺跡を疑似体験できる教育コンテンツを実現した。 4)携帯端末上遺跡の立体視アプリを開発し、Androidアプリとして実現した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H26年度は計画通り歴史文化財の3Dモデルおよび人物の3DCGの生成、Kinectによるプログラミングについて検討を行った。当初計画した教育システムを実現するために解決すべき課題が明らかになった。H26年度とH27年度の課題を平行してシステム開発を進めた。拡張現実と立体視技術を利用し仮想空間の再現および仮想空間と現実空間の融合、歴史遺跡とキャラクターのアニメを用いた歴史ゲームを実現した。歴史的建造物、遺跡の立体視ARコンテンツを開発し、Android携帯端末上アプリとして実現した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は,Kinectなどのモーションキャプチャを利用して人の動きを読み取る実験を行う予定である.教育コンテンツの開発・改良・実験も行う予定である。関連する国際会議への参加や研究発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今年度(H26)に予定したコンピュータの購入を見送った。その理由は本学の学内予算でグラフィクス用Windows 8のPCが購入され,本研究にも暫く利用可能であった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は新しいセンサーなどにも対応できるWindows 10、iOSの新しい機種、センサーなどを購入する予定である。
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Research Products
(7 results)