2016 Fiscal Year Research-status Report
拡張現実とKinectセンサーを用いた高度な臨場感を持つ教育システムの開発
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26330410
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Research Institution | Nagoya Bunri University |
Principal Investigator |
周 欣欣 名古屋文理大学, 情報メディア学部, 教授 (30262645)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Virtual Reality / Augmented Reality / Gear VR / HTC Vive / Oculus Touch / Oculus Rift / ゲーム / 教育支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
H28年度は主に以下の研究成果を得た。 1)ゲーム開発環境のUnity5とUnrealEngine4、三種類のヘッドマウントディスプレイOculus Rift、HTC Vive、Gear VRを利用して、文化財のCGの中で動き回る体験型VR(Virtual Reality)ゲームを試作した。文化財の360度映像の制作を行った。 2) センサーで学生の動きを読取り、CGに置き換えるための実験を行った。Kinectセンサー・モーションキャプチャを利用して人の動きでキャラクターを制御する体感ゲームを実現した。インターラクティブシステム及び教育への応用について広範な調査を行った。ゲームコントローラのHTC Vive、Oculus Touch、手のジェスチャを検出できるセンサーLeapMotionなどで仮想空間を操作できることを実験結果によって確認した。 3)スマホやタブレットで動作するアプリを試作した。教育コンテンツの開発を行った。Gear VRに装着したスマホでバーチャル・リアリティ体験ができるVRアプリを実装した。拡張現実感ARアプリとして、教科書の付加情報を提供するため実写に3DCGアニメーションへの合成を実現した。Unity5及びHTML5を用いて構築した。 4) VR及びAI人工知能開発用高性能ワークステーションを購入し開発環境を構築した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、学力不足を解決するための教育方法を提案した。「拡張現実とKinectセンサーを用いた高度な臨場感を持つ教育システム」を構想した.計画書通り、Kinectによる人物の動作追跡と顔認識の開発、拡張現実ARによる実空間と仮想空間の人物の融合、教科書に基づくデジタルコンテンツの作成を行った。今現在目標の7-8割を実現した。計画書の方向性は正しいが、実用性のあるシステムを実現するためには高度な技術を必要とする。今後システムの精度と完成度を高め、実用的な教育システムを完成したいと思う。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、実用的な教育システムを構築・改良・応用する予定である。関連する国際会議への参加や研究発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
初年度予定していた高性能グラフィックスワークステーションの購入を見送った。その理由は本学の学内予算でPCが購入された。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
携帯可能なVR開発用PC,新しいセンサーを購入予定である。
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Research Products
(11 results)