2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the playing system using soccer robots by the computer vs. the human in outside school
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26350210
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyota College |
Principal Investigator |
杉浦 藤虎 豊田工業高等専門学校, 電気・電子システム工学科, 教授 (70206407)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 工学教育 / 創造性教育 / 高等専門学校 / 実践教育 / ものづくり |
Outline of Annual Research Achievements |
研究最終年度のH28年度は,昨年度までにほぼ完成している,操縦者一人対一人およびコンピュータ対一人による対戦型ロボットサッカーシステムの改良を試みた。これはベースとなるロボカップのシステムの全面改良に伴う,大改修である。その理由は10年以上継続して参加しているロボカップのシステムは,画像認識,戦略,経路探索などが階層構造となっておらず,参加学生が毎年変わるたびに好き勝手にコードを追加していったため,どこで何を処理しているのかがまったく理解困難な状況に至ったためである。そこでこれを読みやすく理解しやすいプログラムにするため,一から再構築し,それを出前授業用ロボットシステムに導入することを試みた。その結果,平成28年度末においてベースとなるプログラムの7割程度が完成した。H29年度にかけてバグ取り,未着手部分への取りかかりを行い,完成度を高める予定である。 一方,ロボットの高性能化を図るため,高出力70Wモータを搭載したロボットの開発を並行して進めた。試作・改良を重ね,3月にようやくほぼ完成版の試作機が完成した。その性能は5月に行われたロボカップに投入することで,十分満足できることを確認した。 ロボットに関する一連のものづくりプロセス,協調作業,人前でのプレゼンテーションを通して,参加学生自身が達成感や充実感を得たかどうかの意識調査を行った結果,ほぼ全項目で肯定的な回答が得られた。 2016年度の出前授業の実績を以下に記す。 平成28年度生涯学習地域連携講座(安城市), とよた科学体験館(豊田市),第9回「おもしろ科学教室」(名古屋大学),西尾市立津平小学校(西尾市),西尾市立福地南部小学校(西尾市),とよたものづくりフェスタ2016(豊田市),刈谷市立住吉小学校(刈谷市),第8回よっていきん祭(豊田市),名古屋市立天白中学校(名古屋市),H28年度豊橋技術科学大学オープンキャンパス(豊橋市)
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[Journal Article] KIKS 2016 Team Description2016
Author(s)
T. Sakaguchi, K. Ohno, T. Mimura, N. Tanaka, K. Satoh, Y. Yamauchi, Y. Nagasaka, M. Watanabe and T. Sugiura
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Journal Title
http://robocup2016.org/media/symposium/Team-Description-Papers/SmallSize/RoboCup_2016_SSL_TDP_KIKS.pdf
Volume: -
Pages: -
Peer Reviewed / Open Access
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